だが、25℃くらいで暑いとは言わせない、 驚きの記録があった。
1991年9月27日〜28日にかけての、富山県泊だ。 27日23時 東南東の風 4m/s 22.7℃ 27日24時 北北東の風 2m/s 26.0℃ 28日01時 南南西の風 21m/s 36.5℃
なんと、9月の真夜中に36℃を越えてしまったのだ。
上のデータから、 「南南西の強風」が怪しいと思うであろう。
この日、日本海を強い台風(後にリンゴ台風と呼ばれた)が 日本海を疾走しており、 その台風に向かって、強い南風が吹き込んでいたのだ。 この強い南風が暖気を運んだ上、フェーン現象を起こしたので、 気温を異常に上げてしまったとされている。
深夜1時に36℃で、暴風の吹き荒れる世界……さぞ不気味だったことだろう。