最大風速30メートルなのに50メートル吹くのは反則?!
今年(2004年)は9月30日現在、
8つの台風が上陸し、史上最多になっている。

台風が近づくと暴風が吹き荒れるが、
以前、こんな疑問を持ったことがある。

台風の最大風速は30メートルとなっているのに、
最大瞬間風速50メートルって反則じゃないの?!と。

耳をダンボにして聞くと、
”最大風速”、と”最大瞬間風速”
2種類の言葉が使われてることに気づいた。
実はこれらは、まったく別のものなのであった。

最大風速は、『10分間の平均風速』のうち最大のもの、
最大瞬間風速は、文字通り瞬間の値である。

風には息があり、
刻々と強さが変わってることは肌で実感できる。
ですので、
最大瞬間風速は最大風速の1.5〜2倍(突風率)
になるのが普通とされている。
”最大風速40メートル”となってる台風の直撃を受ければ、
瞬間的には70、80メートル吹く可能性がある、
ということに!


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