関東地方は、冬になるとカラカラに乾く。
毎日”乾燥注意報”が発令される。
雪の多い地方から来た人は、
ドアノブから飛ぶ激しい静電気のスパークに
驚きを超して恐怖感を覚えるそうである。
さて、その東京で
湿度が低かった日ベスト5を並べると
ひとつ面白いことがある。
1950年からの54年間で見ているが、
1963年と2003年に2日ずつ含まれるのだ。
1位タイ | 2003年2月28日 | 6% |
1位タイ | 1963年1月24日 | 6% |
3位タイ | 2003年4月7日 | 9% |
3位タイ | 2002年3月18日 | 9% |
3位タイ | 1963年1月19日 | 9% |
1963年=昭和38年。あのサンパチ豪雪の年で
日本海側は空前絶後の大雪が続き、
関東は晴天が続いたそうであるので
これはうなずける。
また2003年であるが・・・
これは昔も考慮して見れば、それほど寒冬とはいえぬが、
近年(1990年以降)という範疇で見ると
相当寒い冬であった。
つまり『その時代としては寒い冬』に
乾燥の極値がでやすいようである。
関東の寒冬には
(1)強い冬型が続くタイプ
(2)南岸低気圧が多く雪が多いタイプ
の2つがあるが、乾燥しやすいのはもちろん(1)です。
だから、(2)タイプの1984年などには
乾燥極値が出ていないのであろう。
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