そんな中、最近の関東に来た台風で
一番強烈だった奴は、やっぱり
１９９６年９月２２日の台風１７号ではないだろうか。
９６５ヘクトパスカル、と強い勢力のまま、
房総半島をかすめるように進んでいった。

この日、
Ｓ台予備校の模擬試験だったが、
途中で臨時解散！
外が異様な暴風雨になってきた頃だった。

玄関まで下りてくると、おどろくべき光景が待っていた！
（↑某番組っぽいフレーズ……）
なんぢゃ！こりゃ！
雨とは呼べない。
しぶきで真っ白な視界・・・
上下左右からスプリンクラーを
暴走させているような降り方だ。

傘をさそうとした。
一瞬で骨だけになった（泣）・・・

全身ずぶぬれ
だけど、そんなことに
気を取られてると、たちまち
風に飲まれ転がってしまうだろう。

その日、最大瞬間風速は
銚子：５２？メートル
横浜：４１メートル
東京：３６メートル
沿岸部では、史上最強となったところもあった！

雨量は
東京で２５９ミリ／日（史上３位）。

これでも、暴風雨の中心は
陸上をはずれていたというのだから
恐れ入る。

次の日、
河川敷のグラウンドは、コーヒーミルク色の濁流に飲まれ、
孤島のように
トイレの屋根が顔を出していた。