1時間に100ミリってそんなにすごいの??


ドラマの最中に、ピーピーと鳴り、臨時気象情報の字幕!
「〇〇で1時間に100oを記録」

「それって、そんなに大変なのだろうか??」

定規を取り出して、目を細め、
親指と人差し指を離したり近づけたりしてみても
どうも実感が湧きにくい。

結論から申し上げると、実は物凄く大変なのです!!
定義や定規では、わかりにくいので、状況を表にしてみました。

(尚、雪になると1ミリ→約1〜5センチの積雪といわれます(東京の気温))

 
1時間に0.2ミリ未満傘なしで我慢できる
0.2〜3ミリまあ普通の雨
3〜10ミリけっこう降ってる。大きな水たまり
10〜20ミリすごい雨。ザーという音で会話が聞き取りにくい
20〜30ミリどしゃぶり。車のワイパー意味なし。傘をさしてもずぶぬれ
30〜50ミリバケツをひっくり返したよう。川が溢れ出すことも。これ以上の雨は撮影されたことがほとんどないとか。
50〜80ミリ滝のよう。しぶきがたって、辺り一面真っ白、前見えない。ゴーゴーとどろく音
80ミリ以上猛烈。耐えがたい息苦しさや恐ろしさを感じる。

こんな感じだから、1時間100ミリ、などという
怪物みたいな雨を描く言葉は、そうそう見つかるまい……
※日本の最高記録は189ミリとなっています。

最後に、関東地方での最近のすさまじい記録を集めてみました↓↓
台風や発達した低気圧に伴うものは意外に少なく、
ほとんどが局地的な雷雨によって出た値です。

 
発生年月日発生場所と時間降水量
99年7月21日東京都練馬区のどこか:108ミリ/時
99年8月29日東京都品川区高浜:115ミリ/時
99年10月27日千葉県佐原市:154ミリ/時
2000年7月4日東京都千代田区大手町:82ミリ/時
2001年7月17日(マナティ・Kさんが調べてくれました)東京都板橋区赤塚:107ミリ/時
2001年7月?日群馬県榛名山:135ミリ/時
2003年8月5日千葉県八千代市:100ミリ/時
2005年8月25日神奈川県箱根町:100ミリ/時
※2005年9月4日東京都杉並区下井草など:112ミリ/時
2008年8月30日千葉県我孫子市:105ミリ/時

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