とうとう研究室の引越しだった。
曲りなりにも「研究室」という以上、莫大な本と、
観測測器がある。
恐怖だったのは、測器倉庫!!
聞いたことも、食べたこともないような測器が
山とでてくる。
製造年月日が戦前というものも。
一学生には、「こわれた板」にしか見えないものが、
先生に言わせると。
「これ、貴重なんだよね。もう発売停止になっちゃったんだよ。
危険だからということで。」
ということも。
誇りまみれで一日かけて、ようやく終わった。
黒い服を着ていって、大正解!
最後に、電気スタンドを廃棄するか、を話してる人がいた。
「まだ、十分使えるけど、使う人いないんじゃあ……」
!…思い出した。ちょうど、机にスタンドがなくて、
いつも、暗いなと思ってたのだ。
早速ゲット〜!
尚、友人の中には帰って速寝て、
3時起きでスノボいくというつわものがいる…。
自分で運転して…。
ここ数日、空前絶後の重大事件の判決が相次いで報道されている。
こういった事件で、兆に一でも、まちがいがあったら…
これも数日前。
知人の指導教官の従兄弟(つまり直接は知らない人だが)が、
チカンに間違われて拘留された、ということを耳にした。
認めれば即釈放だそうだが、その人は正義を貫いているそうだ。
で、個人的に釈然としないのが、「目撃証言」「自白」
を決定的証拠と認定していることである。
勿論反論も予想されるが、とりあえず書いてみた。
個人の記憶は、砂の上に書いた文字みたいなものだ。
脆弱な、変質しやすいものであることは確実。
群集心理においてはもっと…。
だから、多くの人が見たからまちがいない、
という理屈はぜったいヤバイ…。
たとえば、「Aさんに容姿も仕草も似た人を見た。だけど、暗かったし酔ってたから、
はっきりはいえないけど…」という証言でも、解釈の仕方でまったく意味が違ってくる。
前半を重きをおいて聞けば、そこにいたのはAさんということになるが、後半を聞けば、
Aさんでないようだ、と思う。
集中力や記憶力は、秒単位で変化するらしいから、
こういう違いは、ごく普通におこるはずである。
さらに、誰でも無意識に
全部を筋が通るように考えたくなるものである。
一人が、異質の発言をしても、
それを大多数の意見の中に上手に組み込んでしまう…。
最先端技術の一対一対応の証拠と、
目撃証言が同質に位置付けられているというのは
どうしてもすっきりしないと感じてしまう。
だから、もう一回ピンセットと綿棒で、
ロールの間まで、スリスリと擦り、
ほこりを引っ張り出す。
すると、驚いた。こんなに回復するとは!!
あんなにちっちゃなほこりで。。。
まあ、人も、他人からみると軽微なことで
元気をなくすことはあるけれど。
さらに、パソコンのエラーも直し、
快適な状態だ。機嫌のいい機械なら、
少しくらい長時間つきあっても疲れない。
人と同じでね。。。
機器にも、つねに上機嫌でいてもらいたいものだ。
23時前、お開きになり、方向が同じということで、
一緒に帰ることになった。
英語…大学入ってからご無沙汰してる。
読むことはあっても、話すことは…。
実際…話すほうは問題なかった。
かんたんな知ってる単語をツギハギして、
ジェスチャーを交ればOK!
とりあえず、いくらでもどうにでもなる!!
問題は聞く方。全くと言っていいほど、
聞き取れないのだ。何度も、
perdon(もう一回言ってください)
を使った。しかも、返した内容があってるか不安。
「どこから来たのですか?」
「はい、私はよく東京に買い物に行きます」
みたいな、頓珍漢な会話になってる可能性も大いにある。
が、なんとかなった。
地元に着き、日本語での
駅のアナウンスを聞くと、無性に安心した。
こないだ、おめでたく神社が出てくる夢を見た。
その神社とは、高尾山の神社であったのだ。
高尾山は東京西部の600メートルくらいの山だが、
ハイキングコースとしても人気がある。
山頂を下りた所に神社があり、よく参拝していた。
ということで、そのうち機会を見て、
この神社を参拝したい。