2005年夏の生き物2

夏の人気者、セミ・トンボなどを集めてみました。

東京で一番多いのが、褐色の羽を持つアブラゼミだが、
あるとき、ミンミンゼミという透き通ったセミの存在に驚く。
ついで、変わったリズムで鳴くツクツクボウシに感動し、
さらに、この世のものとは思えない美声を持つヒグラシで大感激――

子どものころ、そんな流れでセミにはまっていった人は、多いのではないだろうか。


↑ツクツクボウシ(東京都葛飾区)
おなじみ、「♪オーシ ツクツク……」という、
独特のリズムで鳴くセミ。どの地域産のものも、比較的敏感で身軽。
先日、都内でツクツクボウシが大集合している場所を発見した。
歩いてるだけで、体にぶつかってくるほどに。
↑ミンミンゼミ(東京都葛飾区)
北関東・関西地方、そして最近は都心付近で非常に多い。
「♪ミ―ンミンミンミンミー」と大きな声で鳴く。
通常、体のサイズのわりに身軽で敏感だが、
都心のものは全く無警戒――人の服に止まって、平然と鳴こうとするらしい。
↑ショウリョウバッタの夫婦(東京都江戸川区)
親子ではありません。
大型のメスに、小型のオスが乗っているのです!
昆虫をはじめとした虫は、通常はメスの方が大型である。
とくに、このショウリョウバッタや、ジョロウグモなどで顕著。
↑シオカラトンボのオス(東京都江戸川区)
シオカラトンボのオスである。羽化したばかりの固体は、
水色の部分がもっと青っぽく、成熟するにつれて白っぽくなる。
なお、関東地方等ではメスのことをムギワラトンボと呼ぶ。

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