あるのに見えないものって?
1つは透明なもの。
そしてもうひとつ・・・
さて。
光は1秒で地球7周半という、すさまじい速さで進む。
でも世界は広いから、
この光でさえ、
何分も、何日も、何年もかかる場所もある。
たとえば、太陽から地球まで光で8分、
冥王星からは5時間半、
北極星からは430年、
髪の毛座(?)の小宇宙からは100億年かかる!
太陽からでた光は
8分後に地球に到着し、目に入ってきて
”見えた”と感じることができる。
だから、地球で見る太陽の光は
8分前のもの、つまり8分前の
太陽を見ていることになる。
同じように夜空では、
北極星の430年前の姿を
眺めていることになるのである!
さらに、髪の毛座の小宇宙なんかだと、
100億年前、まだ地球がなかった頃の
様子を見ていることに!!
では、
もしも、えらく性能がよく、
無限に遠くまで見える望遠鏡があったとして、
北極星から地球を眺めると
430年前、室町時代のころの様子が
見えるはずである。
これぞ、タイムマシン♪
それでは、髪の毛座の小宇宙から
地球を眺めたら…
100億年前の地球・・・っと言いたいが、
100億年前に地球はない。
つまり、何も見えない。
あるのに決して見えない状況の2つめである!
|