面白い実験を聞いた。
「あなたが、絶対に一生就かないであろう職業は?」
という質問に答えるものである。
”プロスポーツ選手”と答えた記憶があるが・・・
みなさまは、何と答えるでしょうか?
実はその答えこそ、”自分が一番就きたい職業”なのだという。
「これから絶対やらない」という考えを分解すると、
「やるのがこわい」という恐怖と
「ホントはやりたい」という希望が含まれているからであろう。
希望+恐怖=拒否
って、変な感じがしなくもない。
ちょうど、緑の光+赤い光=黄色
のようなものなのだろうか。
組み合わせって、思いもよらないものを
創りだすので驚かされる。
拒否(=嫌い)が希望と恐怖を含んでることは
日常でも感じられる。
たとえば時間にルーズなのが大嫌いと言う場合。
『自分にもちょっとルーズな要素があるみたい』
『ルーズにはなりたくない』
という恐怖感と、
『ルーズでおおらかになりたい』
という希望が入り混じっている感じがする。
また、理由はないがヘビが大嫌いというケース。
『ヘビを好きになると変わってると思われそう』、
とか、『ヘビを好きな自分がイヤだ』という恐怖感があるのに
『ヘビって実はかわいい…かも?』という憧れもあるのではないかと
考えてみた。ヘビだけでなくほかの動物嫌いでも似ていると思う。
だから、嫌いな動物を何らかの事情で好きになってしまうと
ものすごい愛好家になってしまったりする!
嫌い、のなかに本当の希望が隠れていることがある、
という話は新鮮だった。
”ヒトのこころ”のうち、自分で気づいてる部分は
ごくごく一部で、背後に果てしない闇(アンノウン)が
広がってると言われる(ジョハリ?理論だっけ?)。
この闇に、どこまで踏み込む勇気があるか・・・
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