考え過ぎ厳禁!の科学法則


以前載せた、「宇宙の果て」が案外好評だったので、
また科学ネタもどきを書いてみました。

今回は、「禁断の木の実」みたいな法則です。
ボルツマンは、この法則を完全に理解してしまった。
そして、悲愕のため自殺してしまった、という説も耳にします・・・

さて、ぱっと見て「新しい物だ♪」とか、「老朽化してる物だ」
とか感じることは日常にあります。
では、違いは……

「くっきりしてるか、ぼんやりしてるか」に限るといいます。
たとえば、(←スミマセン。あまり上手い例えじゃないかも…)
新しい本は、インクの色もくっきり!
ページも全部、くっきりと角張った四角形!
古くなると、インクの色は褪せてぼんやり・・・
ページの角も磨り減って、丸くぼんやりしてきます。

さらに、古くなると、色はぼんやりした茶色になり、
形も崩れて、『ほこり』と区別がつかなくなります。

そして、最後には、土と区別が付かないくらいにぼんやりしていきます。

この『ぼんやりさ加減』を数字で表したのが「エントロピー」
いうのだそうです!
この世界では、「くっきり→ぼんやり」の動きに支配され、
決して逃れられないといいます。(エントロピー増大の法則)

水面に垂らしたインクは、しだいにひろがってぼんやり。
放出されたオナラは、やがて拡散してぼんやり、匂いすらしなくなる。
(↑食事中の方へ、謝罪!)

これを拡大していくと・・・
人間、世界、宇宙までもが…。
現在は、人間、世界ははっきりとした姿で、
まぎれもなく存在している。
が、しだいに、その姿はぼんやりと
してゆくという。

そして、最後には何事もなかったかのように・・・
待っているのは、エントロピーが増大しきって、
何もない、何も生まれ得ない世界!
ボルツマンが悲しんだのも、納得。
たしかに、深く考えすぎない方がいい法則かも。
ただ、何億年もしくは何兆年先かはまったく不明であるが(笑)

(注)この世界を唯物と考えた時の理屈です!もし、人間に非物質的な
『心』があったならば……


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