アニメでこんな場面を見たことがある。
その場所を調べると、ゴミ置き場があった。
そこに”箱のふた”が捨てられており、
ロボットの材料に使われてた箱とぴったり一致した。
こんな感じだったと思う、相当昔なので記憶が曖昧ですが…。
もう一個、前置き話を…。
哲学系の授業できいたのだが、
人は二つに引き裂かれ、半分の状態で生まれてくる、
という思想がある。(誰だっけ?プラトン?)
だから、一人の個人はあまりに未完成で、欠点だらけなのだという。
生きてるときに、自分の”もう半分”を
見つけたとき、尋常でないほど頭が揺さぶられる。
これが”一目ぼれ”だということだ。
↑(突)この理論だと誰にでも、絶対一回しか起こりえないことに
なるがw……。
さて、長い前置きでしたがm(__)m、
こういうふうに深い因縁があるものに出会うと、
理由もなく、異常に感動することがあるという話です。
以前、建造物にこういう感覚を覚えたことがあるのです。
中一の時の6月、吉祥寺にある親戚の家にいった。
この家はあと一か月後に、取り壊されることになってた。
よって、奥半分は使われず、物置状態になっていた。
何気に、物置になってる部屋を覗いたとき、ふわりと
浮き上がるような感触を覚えた。
「ほこりが溜まってるから、奥に行かないで」
と言われたにも関わらず、奥に歩いていった。
破れた本、壊れたタンス、閉まった雨戸、マネの絵、布団……
べつに変わったものはない。が、物ひとつひとつに
なぜか惹かれる。こんな奇妙な経験はもちろん初めてだ。
ずっとここにいたい感じがした。
その家の奥の方は、なにを隠そう自分の生まれた家であり、
過ごした部屋だったのだ。
さらに、祖父は大工である。
この家も祖父が作ったものだ。
これが後に知らされた事実である。