九州の旅


  コメント:新潟市 しおりさん 2007年 3月
今回は 三泊四日で 夫と九州に行って来ました。 一口メモと 雑記帳として まとめてみました。
2007年 平成19年 九州旅行 一口メモ
3月7日(水)
10時30分 新潟空港発 ANA322便で福岡空港へ 12時25分着
一歩外へ出たとたん 思わず「新潟と同じくらい寒い!」と叫んでしまった
レンタカーで湯布院へ 駅からスカーボロというレトロの観光バスに乗る
フローラハウス 興禅院 宇奈岐日女神社と三カ所回る
また駅に戻るコースだったので その後近くの繁華街を歩く
金鱗湖のあたりまで散策したが とにかく観光地化されていて人が多い
卒業旅行の若い人達 中国か 台湾か 韓国からの観光客が多かった
若い人に受けそうなイベント 町並みの雰囲気
町中は駐車場もなく 車での移動が難しいとのことだった
時間も迫っていることもあり 早々にその日泊まる別府へ
17時40分ごろ豊泉荘へ
参考HP 由布院温泉観光協会

 3月8日(木)
6時20分 朝の散歩 地獄めぐりのコースを回ってみたが まだ開いてない
雪がチラチラ とにかく寒いので 私は半分車の中
だんだん晴れてきて 暖かくなる
9時出発 日向をとおり 太陽いっぱいの宮崎へ
フェニックスロードは 南国ムードいっぱい 菜の花も咲き 春爛漫
青島海岸 鬼の洗濯岩 青島神社 熱帯植物などを見る
17時45分ごろ サンホテルフェニックス着 外国人宿泊客も目だつ
参考HP 青島 宮崎県にある青島 あおしまの写真

3月9日(金)
6時20分 朝の散歩 宮崎神宮へ
緑の多い とても広い参道 鶏とうぐいすに歓迎される
食後 鵜戸神宮へ 運玉を投げて運だめしをやる
中国か 台湾の観光客が多く まるで外国にいるみたい
日南市の飫肥へ NHKの朝ドラや 「家族に乾杯」で有名になった四半的射場で 弓矢を射る体験をやってみる 弓を支える左手が痛くなった
城下町なので 本丸跡 小村寿太郎生家 商家資料館などを見学
早咲きの桜が咲いていた 武家屋敷もあり 落ち着いた雰囲気の町だ
鹿屋の史料館で 零戦の操縦席にすわってみたりして パイロットの気分
展示してあった 古いヘリコプターにも乗ってみたが 中は意外と広かった
錦江湾に出て 桜島フェリーで 向かいの鹿児島市へ渡る
このフェリー 24時間営業 しかもラッシュアワーの時は 10分間隔
たった15分で着くのだから 通勤連絡船や市民の足になっているらしい
日本語 英語 中国語 はんぐるで 乗船の案内をしていた
18時40分 ホテル東急インへ 部屋の窓から 桜島が真向かいに見える
晴れて 暖かな一日だった
参考HP 飫肥

3月10日(土)
6時15分 朝の散歩 まだ暗いが 駅の近くなので すでに車は多い
ホテルの周りの 維新の志士の碑文を見て回る
8時出発 雨が降ってくる
城山展望台へ 桜島が良く見えるという所なのだが 雨で煙っている
知覧特攻平和会館へ 三角兵舎などを見る すでに大勢の人達
首からぶら下げる 音声案内を借りて イヤホンで詳しい説明を聞く
雨が止まず 残念ながら 外の公園の散策はあきらめる
12時 九州自動車道をひたすら北へ
16時55分 福岡発 ANA323便 18時25分新潟着
参考HP 知覧特攻平和会館

2007年 平成19年 九州旅行 雑記帳
<安い旅行プラン>
ここ数年、航空会社のお誕生日割り引きを利用して、安い旅行を楽しんでました。今年も……と行き先を決めたのに、なんと、その割り引きが今年はないんです!それで夫があちこち探し、JTBのプランを採用しました。これは、飛行機、レンタカー、JTB指定の宿泊地を利用すると安くなるプランです。三泊したうち、二泊を指定されたホテルから選び、一泊だけこちらで探しました。確かに面倒がなくて、こういうのもいいかも知れません。なにしろ、今はインターネットを駆使すればいくらでも探せます。その代わり、情報がありすぎて選ぶのが難しいかも。いわゆる観光地なら、少人数なら泊まるのに困ることは少ないのでは?わが家は、あんまり大きな所は好まないので、そこそこの所にしています。今回宮崎で泊まったホテルは、今までにないかなり大きな所でした。外国人が多く宿泊していて、あっちから中国語、こっちでは英語、ハングルも聞こえて来て、一瞬外国旅行しているのでは?と思ったくらいでした。そう言えば、今や海外旅行の方が安い所もありましたね。残念ながら、夫も私も今はあまり海外には興味がありません。とにかく、いろいろな観光パンフレットがあり、それを見て「いつかはいくぞ!」と夢を膨らませている友人もいます。私はと言えば、帰って来てからまたインターネットで確認したり、見逃した所を補っています。これで十分満足している私は、本当に安上がりの人です。

<気になる天気予報>
今年は1月、2月と暖冬と騒がれていたので、3月もそのまま行ってほしいなあと願っていたのですが、やっぱりそうは行きませんでした。出発数日前から急に寒くなり、当日まで何を着ていくか迷いました。南方へ行くのだから、10度くらいも差があるのだから、いやいや、沖縄もそんなに暖かくはなかったわ、と数少ない洋服で迷ってたのです。最終的には、こちらにいたような格好で正解でした。二日目と三日目の日中は確かに暖かかったので、コートなしですみました。天気予報は走行中もラジオで聞いてましたが、なにしろ移動するので変わってしまうんですね。傘をささずに歩けたら、まあ良しとしましょう。7日の夜、NHKの7時のニュースを見ていたら、最後に「今の新潟市です。雪が振っています:と写していました。別の地で郷里の名前を聞いて、妙な懐かしさを覚えた瞬間でした。

<なぜか好きな空港という場所>
交通事故のニュースなどを耳にすると、すぐ自分に置き換えて反応してしまう恐がり屋の私。飛行機の事故は率からすれば低いのですが、起きれば大惨事になります。だから離陸と着陸の際は、いつも緊張しています。それに、気圧の関係で耳の中がキューンとするので、アメやガムを口にして気を紛らしています。昔は飛行機に乗るのが嬉しくて、好奇心むき出しでキョロキョロしていたので、不安なんかどこかに去ってたんでしょうね。空港は今でも好きな場所。でも、元々サービス業には向いてない性格なのと、視力が弱かったので、スチュワーデスになりたいなんて一度も思ったことがありません。出発時チェックインしていたら、近所のMさんに声をかけられてビックリ。彼女は熊本の出身で、実家のお母さんを見送りに来たのだとか。彼女は私と同じくらいの年だから、お母さんはかなりの年齢のはず。今でこそ、こうやって飛行機なら簡単に行き来が出来るけど、ずいぶん遠い所にお嫁に来てしまったんですね。でも今の時代、国際結婚も珍しくないから、小さな空港でも外国人を見かけたりして、やっぱりどこか物語のあるステキな空間です。でも最近はテロの標的になったりして、耳障りな案内があって夢がこわされます。どんなに遠い所でもアッという間に運んでくれる飛行機、安全第一でお願いします!

<思えば遠くへ来たもんだ>
今回、一番行きたかった所が知覧でした。数年前、高倉健、田中裕子、奈良岡朋子さんらが出演した映画「ホタル」を観た時、自分の足で確かめたいなあと思いました。でも九州の最南端、遠すぎて心がくじけてしまいました。だけど今回どこへ行こうかと夫と話し合った時、元気なうちに遠い所に行ってみようと決心しました。だって、これからはますます年を取って行きます。今が一番若いのですから、行けるうちに行こうと思いました。九州は前にも行ったことはありますが、私は大分県、宮崎県、鹿児島県には行ってませんでした。それで、そのあたりで行きたい所をピックアップして、プランを立ててもらいました。夫は旅慣れしているし、車の運転も好きですが、運転手は一人ですので無理は出来ません。まあ行き当たりバッタリの二人旅ですので、疲れたら休み、時間がなければ適当に進路を変更して行きました。
夫も私も戦争は知りません。でも戦争の愚かさ、悲惨さは想像出来ます。小説でも、太平洋戦争についての記述のあるものをいくつか読みました。最近読んだものでは、押川國秋さんの「ダビデの夏」森村誠一さんの「青春の条件」横山秀夫さんの「出口のない海などが思い浮かびました。映画では「硫黄島からの手紙」「男たちの大和」「父と暮らせば」「美しい夏キリシマ」などなど、挙げればキリがありません。でもやっぱり「ホタル」の印象が一番強いです。知覧の資料館で、若者が書き残したものを読みながら泣いておられた方がおられました。うちは幸い近親者にそういう人がいませんが、二度とこのようなことを繰り返さないためにも、今生きている私達は誤った方向に行かないようにしなければなりません。知覧で静かに、ゆったり時を過ごしたかったのですが時間に限りがあり、亡くなられた方々に鎮魂の祈りを捧げてその場所を後にしました。

これで、しおりさんの「九州の旅」のページを終わります。

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