かとう徳太郎市政レポートNO.39 2004年8月25日発行

 
9月議会が開催されます。
 傍聴におでかけください!

 9月1日より一般質問が始まります。
 今回は、@住民を無視した万博ゴンドラ事業の取り組みの問題点について、A西蔵所町集会所用地売却は適正に行われているのか、B印所・紺屋田町鉱山開発は環境を破壊し、埋蔵文化財も破壊する。産業廃棄物が埋め戻しに持ち込まれるのではないか。C全ての市民が瀬戸市に暮らし続ける為に市内巡回バスが必要ではないか。といった問題について一般質問をします。ぜひ本会議場の傍聴におでかけください。平日の昼間であり、お忙しい事とは思いますが、宜しくお願いいたします。
    
12人中12番目 9月2日(木)
お昼前後頃からの予定です
本会議のみインターネット生中継があります。
瀬戸市ホームページ議会中継をご覧ください。
http://www.city.seto.aichi.jp/live/gikai/index.htm

瀬戸市議会 9月定例会(9月1日〜28日)
 議会事務局 電話0561-88-2740 FAX 84-0047
9月1〜3日(水〜金)午前10時 本会議〔一般質問〕
   6、7日(月、火)午前10時 本会議〔議案上程、説明、質疑、付託〕  
   8日(水) 午前10時  総務委員会
   9日(木) 午前10時  民生文教委員会
   10日(金) 午前10時  環境経済委員会
  13日(月) 午前10時   建設水道委員会
  14日(火) 午前10時  議会運営委員会  
   17日(金) 午前10時  決算特別委員会
   21日(火) 午前10時  決算特別委員会
   22日(水) 午前10時  決算特別委員会               
   24日(金) 午前10時  決算特別委員会
   28日(火) 午前10時  本会議〔委員長報告、討論、採決、閉会〕  

 
9月補正予算案
       万博推進費だけで 1億680万円  

 コンクリート製大皿設置補助金は、9000万円が予算計上されています。瀬戸会場に直径30メートルの大皿をかたどったモニュメントを設置したいとして愛陶工など地元業界団体が事業を計画してきました。総額2億7000万円の予算で市民、団体から寄付を集めて実現するはずでしたが、厳しい経済状況や関心の低さのため、ほとんど寄付が集まりませんでした。その為に瀬戸市が9000万円を補助するというものです。
 万博協会が9000万円を助成するから何か記念になる物を作ろうといった事からはじめられた大皿製作計画です。寄付金が集まらないなら計画を見直し、変更、縮小することが検討されなければなりません。しかしなぜか当初から2億7000万円の事業費ありきとなっています。これでは市民の税金が無駄に使われることになります。
 また、コンクリート製大皿が設置される場所は愛知県住宅公社の土地の為、万博終了後には用地を買収する必要があります。大皿を上から見るためには展望施設も必要です。万博記念物としていくには維持管理費も当然必要となるでしょう。こうした費用がいくら位になるのか不明です。万博は6ヶ月で終わりますが、その後も大きなツケが市民に負わされる事になりそうです。

 
 
6月議会一般質問  
T.塩草土地区画整理事業用地内の産廃物について
 取り上げられた新聞記事⇒(
中日新聞2004年6月8日)
 産廃処理は区画整理事業とは区別し、産業廃棄物を有料で受け入れた関係者の責任で処理されるべきです。              
U.上品野地区北山団地北側の土地造成は違法ではないか
 取り上げられた新聞記事⇒(
とうめい新聞2004年6月8日)
 私たちが住みやすいまちにするために市も積極的に取り組んでもらいたいものです。

V.印所・紺屋田鉱山開発について
 環境破壊の恐れのある鉱山開発事業に対し、「健全で恵み豊かな環境の維持、保全と次世代への継承」を基本理念とする瀬戸市環境基本条例の実現に向けて珪砂組合の責務をどのように説明し、市としてどのように取り組むのか。
〈市の回答〉
 市環境基本条例では「事業者は事業活動を行うに当たっては環境への負荷の低減に努める」責務があるので、鉱山開発事業でもできる限り環境への配慮を促す必要があると考えている。貴重種の現地調査は事業者が任意で行うものであり、それ以上の強い指導を市はできない。
【徳太郎の見解】 <
関連4頁へ
 瀬戸市街地中心部のまとまった森である印所・紺屋田の森を根こそぎ破壊する珪砂組合の珪砂鉱山開発事業です。市が環境基本条例に掲げた健全で恵み豊かな環境の維持、保全と次世代への継承のために全力で取り組むことは当然のことではないでしょうか。県有地内の鉱山開発です。市は珪砂組合に対し、環境基本条例に基づいて、事業者の責務の実現に努めるよう強く求めるべきではないでしょうか。

W.万博ゴンドラ予定地の環境保護と交通規制について 
 ゴンドラ建設予定地内での絶滅危惧種カザグルマ生息地を万博協会は見落としていたが、市は早急に保護を万博協会へ要請すべきではないか。        
 交通規制は市民に大きな影響を及ぼすと予測されるが、市民への説明、周知をどのように取り組むのか。
〈市の回答〉
 カザグルマ生息地は、協会が確認し目印をつけた。協会が適切に今後も対応していく。市としては現地にでかけて確認はしていない。
 交通規制は会場周辺3キロ圏内は許可された車以外は通行出来ない。関係住民、市民は3ヶ月前から申請、交付することになる。山口、菱野地区外での説明会は予定していないないので「広報せと」で周知したい。
【徳太郎の見解】
 カザグルマ保護のために市当局は現地も確認しないままで、どうやって協会が適切に対応していると言えるのでしょうか。瀬戸市の貴重で豊かな自然を守るために人まかせのずさんな対応は改めるべきです。
 交通規制が必要なら、市民に大きな影響が出ることは明らかです。市民に対し、広範囲での説明会を何度も開催するべきではないでしょうか。(長久手町は全町民対象にこれまで2度説明会を行っています。)  

X.瀬戸市総合計画について
 現在、平成17年から27年までの今後10年間を目処にした第5次総合計画が検討されている。市民参加、情報公開を徹底し決定されるべきだが、どのように取り組むのか。
〈市の回答〉
 市民メンバーを公募し検討してもらっているが、公募市民委員会については日程、議事録を公表するかは決めていない。総合計画の最高決定機関である庁内策定会議は公開しない。
【徳太郎の見解】
 市民からメンバーを公募しただけでは、本当の市民参加、情報公開とはいえません。庁内会議が最高決定機関なら市民参加は言葉だけのお飾りにすぎません。総合計画は市民生活の今後の10年間を決める重要な計画です。徹底した市民参加と情報公開して決定していくことがよりよい瀬戸市をつくりだすのではないでしょうか。

      議会を傍聴して   U
 瀬戸市に住んで、2回目の議会を傍聴をしました。手続きは、入口で、名前と住所を書くだけ。資料を頂いて入場。しかし、傍聴する市民の数が少ないのでは?以前、日進市議会を傍聴してきましたが、瀬戸市と比べて大きく違っていたことは、傍聴する人が多いことです。ほとんどの席が一杯になった状態でした。再々質問する大変よく勉強している議員がいました。
 一般質問に立たれたのは、加藤徳太郎議員(傍聴者約10名)。一般質問で取り上げたのが、塩草土地区画整理事業用地の産廃物についてでした。実は、私はまったく知らされていなく正直ビックリ!!数年以上前から、塩草地区に産廃物が埋まっている、それも大量にです。そこに何と土地区画をして住宅地区を造ろうと。しかし、徳太郎さんの質問に対して、市の答弁は、「保健所の届出からしか確認ができない」。くりかえし質問をしても同じ答弁で、行政の認識の無さ、そして市長は産廃があることを承知でこの土地区画整理事業を進めようとしています。これは本当にまずいです。

住民もアセスも無視
 万博ゴンドラ9号支柱突然の移動!
   説明会は形式だけで終わり    
 8月17日に山口公民館で、万博住民説明会が開催されました。参加した住民の方からは万博協会に対して、交通規制、ゴンドラ建設、水素ガスステーションについて多くの質問、批判の声が出ました。時間も限定されていたため、再度の説明会を求める意見もありましたが、「再度開催するつもりはない」「自治会長を通じて文書で質問してほしい」などと答え、住民に理解してもらう姿勢は全く見られませんでした。
 私も出掛けましたが、受け付けで万博課市職員が「あなたは山口連区住民ではないから参加出来ない。資料も渡さない」と入場を拒否しようとしました。新聞記者や他の部署の市職員は会場に入っているのに、これにはビックリ。強く抗議して会場内にやっと入ることができました。

  ◎ゴンドラ支柱建設差止訴訟 弁論準備手続 
 9月13日(月)14:00名古屋地裁608号室  


◎「愛知万博における索道(ゴンドラ)事業許可処分取消請求訴訟」
 原告適格(原告としての資格)を認めず、ゴンドラの安全性の審理に踏み込まない
 名古屋地裁判決(7/8)には納得できず、7月22日名古屋高裁に控訴しました! 


印所・紺屋田鉱山開発問題
 珪砂採掘の施業案で「文化財等は該当しない」とされていた開発区域内にて、鎌倉初期と見られる古窯が確認され、市民グループが適正な調査を求めて7月7日に要望書を提出。ところが、市は昨年、既に調査をして珪砂組合に伝えていたことが判明。市民、県民の財産である文化財について公表を怠っていたのです。また、7月21日には、佐藤謙一郎衆議院議員(前述)が現地を視察。佐藤議員は、この問題に関しても住民の要望を受けて質問主意書を提出。<内容は
佐藤議員のWEBサイトへ>
 現在、保安林解除申請が国にあがって審査中。地元市民グループの皆さんは保安林解除への異議意見書の提出を呼びかけています。ぜひご参加を!

 
紺屋田の森を歩く会9月例会 9月12日(日)
 午前9時 紺屋田町のサークルK前集合 
 資料代と保険料計200円。
古窯に関する記事 
中日新聞2004年7月8日

海上の森を歩く会 〜次回は9/19です!
 「海上の森を守る会」が毎月第3日曜日に開催。
   毎月第3日曜日 午前9:30〜13:00頃まで 
  9:30愛知環状鉄道山口駅前集合(少雨決行)
  お問い合わせは 電話83-4353 加藤徳太郎
かとう徳太郎と市民の会定例会(毎月第3金曜日)
 次回は9月17日(金)夜7時〜事務所にて
 どなたでもご参加いただけます。ぜひご意見を!  

表紙に戻る   市政レポート一覧に戻る