「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その2)」
及び「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成14年度)」に関する助言

 

1 環境影響評価全般
 会場間ゴンドラ及びその他博覧会事業の実施にあたっては、追跡調査報告並びに環境影響評価書等に記載されている環境の保全のための措置を適切に実施すること。また、今後とも住民の生活環境、動植物の生息・生育環境へのさらなる影響の回避・低減に努めること。


2 大気質、騒音
(1)  報告書の予測及びモニタリング調査結果において、浮遊粒子状物質、騒音が環境基準を超えている本市の道路状況についても十分留意し、工事用車両の効率化、分散化、より環境への負荷の小さい工事用車両の利用促進など負荷の低減に努めること。また、東部丘陵線建設事業及び名古屋瀬戸道路建設事業等との連絡調整も十分に図り、さらなる負荷の低減に努めること。

(2)  工事中のヘリコプター騒音については、飛行時間帯や回数、飛行時間等に極力配慮し、実態を把握するとともに、飛行日程の周知徹底を行うなど、周辺住民に対する騒音の影響の低減に努めること。


3 動植物
 瀬戸会場及び会場間ゴンドラ事業区域周辺のオオタカ、ハチクマ、ムササビ等の注目すべき動植物については、今後とも十分に配慮し、必要に応じて専門家等の意見も踏まえ、適切な対応を行うこと。


4 モニタリング調査
 追跡調査計画に基づき、環境モニタリング調査を適切に実施するとともに、必要に応じて、情報の提供や調査結果に基づいた環境保全措置など速やかな対応を図ること。


5 その他
(1)  報告書に寄せられた助言等を十分検討し、事業者としての対応を明らかにするとともに、住民等からの環境に関する要望などに対しては適切に対応すること。

(2)  本市の環境への影響に関して、新たな事実が確認された場合や予測しえなかった著しい環境上の問題が生じた場合は、速やかに関係機関等と十分調整し、適切な対応を行うこと。

 

 

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