かとう徳太郎 瀬戸市議会 3月議会 一般質問

 3月1日に代表質問が6人あり、3月2日、一般質問3番目です。
  2005年3月2日(水)午前10:30頃からの予定 
     傍聴をよろしくお願いいたします!

  インターネット議会中継 
   
http://www.city.seto.aichi.jp/live/gikai/index.htm
   瀬戸市議会事務局 
   電話 0561-88-2740   FAX 0561-84-0047


T.瀬戸市第5次総合計画策定の取り組みについて

(1) 現在の取り組み状況について
1. 今回の第5次総合計画策定において、分野別市民委員会の委員を市民から公募
されているが、市民公募後の具体的な委員会の取り組み状況についてうかがいたい。
2. 分野別市民委員会のスケジュールや審議内容の公開、公表が行われていないの
は何故なのかうかがいたい。また、今後はどのように取り組むのかをうかがいたい。
3. 2月に行われた職員向けの説明会では具体的にどのような内容が説明されたの
かうかがいたい。
4. 第5次総合計画策定方針の中では、計画策定の進捗状況について随時市民に
情報提供を行うと記されているが、これが行われていないのは何故かうかがいたい。
また、今後はどのように取り組むのかをうかがいたい。

(2) 増岡市政6年間の何を引き継ぎ、何を是正していくと考えているのか。
  第5次総合計画の策定にあたり、市長がこれまで行ってきた「第4次総合計画改
訂版」作成後6年間の市政運営の中で、何を引き継ぎ、何を是正していこうと考えて
いるのか、具体的にうかがいたい。

(3) どのような地域社会、自治体を目指すのか。
1. 総合計画を策定する上で、人口・土地利用・財政などの基本的なフレームを、
どのようにとらえ計画策定しようとしているのかうかがいたい。
2. 小子高齢化や地方分権が進む中で、市の独自性をどのように発揮しようとして
いるのか、教育、福祉、文化、産業、環境等の各分野別にうかがいたい。

U.フェロシルト持ち込みによる上半田川、品野地区での違法造成工事について
(1) 市蛇ヶ洞浄水場周辺で、瀬戸市土地利用調整条例に違反した工事が続発してい
るが市はどのように取り組んでいるのか。
1. 現在、蛇ヶ洞浄水場信号機東側、JRグランド西側隣接地で行われている造成
工事については、瀬戸市土地利用調整条例に違反していると思われるが、市としてこ
の工事をどのようにとらえているのかうかがいたい。
2. 土地利用調整条例施行後、条例違反または条例無視をしていた事例は何件あっ
たのか、具体的にうかがいたい。
3. 土地利用調整条例の中には、罰則も規定されているが、条例施行後、違反事例
については具体的にどのような対応をしているのかうかがいたい。

(2) 蛇ヶ洞、広之田地区オオサンショウウオ生息地上流でのフェロシルト持ち込
み造成工事はどのようになっているのか。
1. 現在、オオサンショウウオ生息地上流地域において防災工事が実施されてい
る。この件については、12月議会の席上でも質問させていただいているが、その
後、どのような改善がなされているのか具体的にうかがいたい。
2. 現在の造成工事におけるフェロシルトの使用方法については、三重県が認定し
たリサイクル材の使用方法としては不適切と判断されるが、12月議会以後、市とし
て三重県に対しどのような確認を行っているのかうかがいたい。
3. フェロシルトについては放射線を含有しているが、放射線の含有量についてど
のように把握し、評価しているのかうかがいたい。
4. オオサンショウウオ生息地域の保護のために、三重県と製造業者に対してフェ
ロシルトの撤去について申し入れする考えはないかうかがいたい。

V.愛知県によるクリーン開発(株)産廃処分場認可について
(1) 愛知県環境部長による「通知」はどのような内容なのか。
  平成17年1月末に愛知県環境部長から(株)クリーン開発産廃処分場認可にあ
たっての通知があったと聞いているが、この内容がどのようなものか具体的に伺いた
い。

(2) 市は県による通知をどのように受け止めているのか。
  市民の健康を守る立場から、愛知県環境部長の通知を実効性のあるものとするため
に、市はこの通知をどのように受け止め対応しようとしているのかうかがいたい。

W.万博について
(1) ゴンドラ工事が住民無視で強行されたが市はどのように受け止めているの
か。
  これまでゴンドラ工事を推進する上で、軽油の無断設置による消防条例違反をは
じめとする違法行為が繰り返し強行されている。市長は、地元住民に対して事前の周
知を図っていると述べているが、実際には地元住民に対して十分な説明がなされてい
ないと思うがいかがか。

(2) 万博開催期間中、会場内外の環境負荷が増大した場合、事業の変更、中止を
求めるのか。
  万博開催期間中に自然環境に回復不可能な影響を与えたり、騒音や排気ガスの排
出量が基準値を上回ることが懸念されている。そうした場合、環境アセスメント書で
は、事業の変更・中止を検討することになっているが、市は住民の健康を守る立場か
ら会場内外の環境負荷が増大された場合、事業の変更・中止を求めるのかうかがいた
い。

(3) 万博工事費民間負担分が不足しているが、どのように対応するのか。
  万博工事費用の民間負担分、約450億円の内、約1/3にあたる120億円が
不足していると聞く。市長は万博協会副会長でもあるが、万博協会として今後どのよ
うに対応しようと考えているのかうかがいたい。

(4) 瀬戸会場内万博大皿について。
  万博の瀬戸会場内に設置されるやきものモニュメント(大皿)について寄付金を
募っていたが、最終的にいくらの寄付金が集まったのかうかがいたい。また、万博終
了後のモニュメント設置場所の土地所有権、モニュメント(大皿)の所有権、維持管
理の問題等についてどのような協議が市、県及び愛陶工の間でなされているのかうか
がいたい。

X.尾張瀬戸駅前再開発事業について
(1) 駅ビル、駅前広場整備等再開発事業の総事業費用はいくらになったのか。
  2月19日にオープンしたパルティせとの駅ビル、駅前広場についてビル建設
費、駅前広場整備費、用地取得費及び補償費用などは、それぞれいくらであり総事業
費でいくらになるのかうかがいたい。

(2) パルティせと駅ビルの売却費及び補助費、助成金、市債は各々いくらか。 
  パルティせとの保留床の市、第3セクターまちづくり会社、民間企業への売却金
額及び駅ビル建設、駅前広場整備にかかった補助金、助成金、市債についてそれぞれ
いくらだったのかうかがいたい。

(3) 駅ビル全体の運営、管理、維持費は総額いくらになるのか。
  パルティせとの公共フロアーでは、生涯学習、体力づくり、駐車場など多様な機
能が提供されている。これらの運営費、維持管理費、負担金について人件費も含め総
額でいくら要するのか。また、駅ビル管理についての市および第3セクターまちづく
り会社それぞれの負担額についてうかがいたい。

(4) 第3セクターまちづくり会社の駅ビル事業運営について。
1. 第3セクターまちづくり会社の賃貸借料収入はいくらになるのか。当初の収入
見込みと比較してうかがいたい。また、ビル事業の採算見通しについてもどのように
なっているのかうかがいたい。
2. 第3セクターまちづくり会社が、保留床購入時に借入金の担保と保証をどのよ
うに行ったのか具体的にうかがいたい。
3. 総務省から第3セクターの運営指針について2度に渡って示されているが、こ
れをどのように受け止めているのかうかがいたい。
4. 第3セクターまちづくり会社の経営が赤字化した場合の対応は、どのように考
えているのか。また、赤字補填のために市税投入することは市民負担が増大すること
から認められるものではないが、この点についてはどのように考えているのかうかが
いたい。併せてその場合の責任の所在は明確化されているのかについてもうかがいた
い。

(5) 瀬戸駅前再開発事業の評価はどのように取り組まれていくのか。
  中心市街地に賑わいを創出し、中心市街地活性化事業として駅前再開発事業が取
り組まれてきた。駅前再開発事業の政策評価項目として、例えば商業振興、学習、交
流面からの評価方法などがあると考えられるが、市としてはどのような評価を考えて
いるのか。また、その場合の具体的な数値目標をどのように設定しているのか具体的
にうかがいたい。

Y.印所・紺屋田鉱山開発問題について
(1) 埋蔵文化財及び環境情報が市民から提供されているが、市はどのように受け
止め、対応していくのか。
1. 印所・紺屋田鉱山開発地域から古窯が発見され、陶芸家有志の方々から現地保
存の要望が提出されているが、この古窯の学術的な価値について市はどのように考え
ているのかうかがいたい。また、古窯が別途発見されることも予想されるが、埋蔵文
化財包蔵地として調査を行う考えはないのかうかがいたい。
2. 開発行為予定地内で貴重種が発見され、市民からの環境情報が提供されている
が、豊かな自然を残す立場から予定地内の自然環境調査を実施する必要性に関して市
の見解をうかがいたい。
3. 埋蔵文化財調査及び自然環境調査について事業者側から何らかの調査データに
ついて提示を受けているのかについてうかがいたい。
4. 2月上旬に実施された地元住民との意見交換会の席上で、環境経済部次長から
今後鉱山開発問題に係る話し合いは実施しないとの発言があったが、何故市民との話
し合いを拒否するのかについてうかがいたい。

(2) 事業によって引き起こされる環境問題に市はどのように取り組むのか。
1. 開発地域内の大幅な地形の変更等が伴う事業により、これによって引き起こさ
れる環境に対する影響を市はどのように考えているのかうかがいたい。
2. 今回の開発事業は、森林等を大幅に伐採することになるが、「気候変動に関す
る国際連合枠組条約(地球温暖化防止条約)」に伴い、CO2削減は国際的義務と
なった。温暖化防止のためのCO2削減対策からは逆行することになると考えられる
が、市の見解をうかがいたい。
3. 今回の開発事業により、騒音や粉塵等の公害問題、土砂流出による災害の問題
なども懸念されるが、市の見解をうかがいたい。

(3) 愛陶工との話し合いはどのようにされていると確認しているのか。
1. 今回の開発事業に関する12月議会における質問に対して、現在、愛陶工と協
議がなされているとの答弁であったが、具体的にどのような協議内容であったのかう
かがいたい。
2. 今回の開発予定地から採掘される珪砂以外の陶土については、どのような取扱
いとするのか、その対応についてうかがいたい。

(4) 窯業資源対策委員会答申に沿った適正な地下資源採掘事業となっているの
か。
1. 平成8年度に示された窯業資源対策委員会による「窯業資源開発指針」の中
で、地下資源採掘事業に関しては、どのような対策や取り組みが示されていたのかう
かがいたい。
2. 今回の開発事業の実施により、瀬戸市にとって産業振興や市民生活の向上にど
のような効果が見込まれるのかうかがいたい。

 
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