◆許可なく土地整地 瀬戸市など男性に 再度中止を指導
【愛知県】瀬戸市上品野町の砂防指定地の山林で、許可を得ずに指導を無視して土地の改変作業をしている豊田市の男性に対して、県尾張建設事務所と市は十六日、作業中断などを重ねて指導した。
山林は、名古屋市西区の業者が産業廃棄物の中間処理施設を計画していた敷地の一部。一昨年九月に、県が「適切な施設とは言えない」などとして処分業の申請を不許可とし、その後、業者からこの男性がその一部約九千平方メートルを購入したという。
男性は、一週間余り前から工事業者に樹木の伐採や重機を使っての整地作業を進めさせ、付近の住民からの指摘で、県、市の担当者が監視をしていた。十三日に同事務所が、許可を求める指導票を切って注意を促したにもかかわらず、作業を続けていたため、十六日、同事務所は口頭で作業中断と土砂が流れ出さないよう緊急的な防災工事の実施を指示。市も、市土地利用調整条例に基づいて、周辺住民に計画内容を周知するよう約束させた。
<2004.04.17 中日新聞>
◆町内会が知事らに 厳正指導の要望書 瀬戸の無断土地改変
【愛知県】瀬戸市上品野町の砂防指定地の山林で、豊田市の男性が許可を得ない上に指導を無視して土地の改変作業をしている問題で、土地に隣接する瀬戸市の北山団地町内会は、神田真秋知事や増岡錦也市長などにあてて要望書を提出した。
要望書では、男性が行っている地質、地形改変行為や産業廃棄物の処理行為は法律、条例に違反していると思われるとし、厳正なる指導、執行を求めている。
<2004.04.21 中日新聞>
戻る