4月5日 余床におけるクリーン開発産廃拡張計画について県へ要望
「どうか住民を守ってください!」
住民有志が18名、県の担当者は廃棄物対策課審査グループなどから5名。この日は、以前から設定されていたものですが、新年度でお忙しいからと冒頭から県当局は40分くらいで終わりたいとのご意向を示されました。しかし、こちらもそれでは詳しいお話ができないので、できるだけ時間をとっていただきたいとお願いし、できる限りの質問、要望をいたしました。
代表が要望書を読み上げ、その後、それに沿って、現地の切実な願いを訴えました。
「産廃銀座」といわれるほど多くの産廃があるこの地域は、既に環境汚染が深刻である。夜逃げや倒産で放置された産廃も多く、何が埋まっているのかわからず、不安は大きい。
今回の拡張計画の住民説明会は、住民は反対の意思表示のためボイコットしたと言っているのに、業者の報告では、計235人に説明したとされている。瀬戸市もこの数字をそのまま報告しているだけである。地元住民が実際に何名出席しているのか、県は把握しているのか。これで住民周知がされたとするのか。→これについては、「県の職員もすべての説明会ではないが、同席して傍聴しているので、説明会が行われたことは確認している。瀬戸市長の意見を踏まえた上で判断する。手続上の住民説明会は終了したと考える。廃棄物審査会議には、住民の皆さんから周知が不十分ではないかという意見があったことは伝える。」とのお答え。
その「愛知県廃棄物処理施設審査会議」(10名の専門家の委員による非公開の会議)の委員の皆さんが、現地をご覧になったことがあるのかどうかについては、前回の申請時(平成13年)に委員だった方は事業者の処分場のみを見学されたことがあるとのこと。周辺の状況を含め、委員の皆さんにぜひ見に来てくださるよう要望。また、同審査会議の公開を要望。なぜ公開していないのかについては、「公正な審査のため」と、納得できないお答え。他県では、公開している会議もあるのだからと、公開を求めた。更に、この地域の環境調査や住民の健康調査も求めた。
他にも、遮水シートの不安や、この地域には県が指導すべき状況が放置されていることなどが訴えられた。
余床の小さなまちは、半数の世帯がまちを出て行き、今では10軒足らず。しかし、地元の方が静かで美しいふるさとであってほしいと願う気持ちは今も変わっていないことを伝えるメッセージを代表が最後に読み上げた。
地域住民の皆さんをどうぞご支援ください!
要 望 書
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