万博駐車場予定地に生息するダルマガエルの保護と駐車場計画変更を求める要望書

 万博協会より自家用車、駐車場整備に伴う環境影響についての予測評価と追跡調査の手法が公表されています。
県内6ヶ所で自家用自動車駐車場10600台分の整備が予定されています。
 尾張旭市内では、東中学校近くの北山町六反田地域、約5.1haの農地を使用し約1000台分の駐車場が整備される計画です。
 万博協会が平成14年8月以降行なってきた現地調査では、環境省の絶滅危惧種に指定されたダルマガエルが、この駐車場予定地の水田、水路において200個体以上確認されています。
 このようにまとまって生息していることは、この場所が絶滅危惧種のダルマガエルにとって極めて良好な自然環境である事を示すものです。尾張旭市はビオトープを市内全域に維持する事で、豊かな自然の生態系を保全することを目指しています。
水田、農地を残すことはビオトープそのものと言えます。尾張旭当局は、ダルマガエルの保護に積極的に取り組むべきと考えます。
 万博協会は「自然との共生」環境をテーマにした万博を開催するために、駐車場整備をすることで絶滅危惧種ダルマガエルの生息地が破壊されるようなことは避けるべきです。
6ヶ月間の万博のために、このような場所を整備することはふさわしくありません。
環境への影響を回避するために中止を含めた代替案をすることが必要です。

要望事項

1.尾張旭市はダルマガエル保護に早急に取り組むこと。

2.尾張旭ダルマガエル生息地の破壊につながる万博自家用車駐車場を変更すること。

   2月14日までに回答をいただくようお願いします。

                         尾張旭市の環境を考える会 楠木ちよ子

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