国際博会場関連オオタカ調査検討会 様                  平成15年8月18日

上之山3丁目町内会会長        田中良二 

上之山3丁目町内会ゴンドラ(環境)対策委員会委員長 岡田みどり

質問及び要望書

 2003年7月3日付で当方が提出した要望書について、ていねいに回答いただき

ありがとうございました。しかし、なお疑問点がありますのでお答えください。

1. 国際博会場関連地域のオオタカの抱卵及び雛及び成鳥の数は、どのように推移し

 ているのでしょうか。減っているとすれば、周辺が開発された圧力によるものだと、

 当方は考えております。

2. また、各巣のオオタカの採餌時間の比較推移を教えてください。長くなっている

 とするならば、周辺が開発されたため採餌が困難になったと、当方は考えております。

3. 上之山3丁目は、このオオタカの営巣中心域の可能性があるのではないかと思っ

 ております。見極めるため、環境庁のガイドライン通りに2営巣分のデーターをとっ

 ていただきたいと願います。

 尚、回答は平成15年9月1日までに文章にてお願いいたします。

 

<回答>

 平成15年9月9日           国際博会場関連オオタカ調査検討会事務局  

                       愛知県国際博推進局事業調整課  

 国際博会場関連地域のオオタカの数については、繁殖に係わった成鳥数、雛数とも

に目立った増減は無く、毎年順調に幼鳥が育っています。

 オオタカの固体識別が困難なため、現在、各巣ごとのオオタカの採餌時間について

の調査は行っていません。また、仮に採餌時間の推移が把握できたとしても、その増

減については、捕獲する鳥の種類や天候、あるいは固体間競争等様々な要因が複雑に

関連しており、周辺の開発圧力と一次元的な相関関係を有するものとは判断できない

と考えます。なお、元青少年公園の博覧会施設化に対するオオタカの採餌環境の配慮

事項として、博覧会協会が平成14年度に3箇所で森林施業を行っています。

 これまでの調査では、上之山町3丁目の住宅地が営巣中心域に含まれることを示す

データーは得られていません。オオタカに関する調査については、これまでの調査に

加え、今後、博覧会開催前はもとより、博覧会開催中並びに撤去作業終了時まで継続

して実施する予定で有り、その都度評価判断をしていきます。

                        担 当 環境調査グループ   

 

 

 

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