アセス市民の会と万博協会環境グループとの意見交換会について
10月10日、午後6時30分より、名古屋市、地下鉄本山駅近くの生協本山会館3Fにて行われました意見交換会に出席してきました。
ゴンドラに関するアセスメント追跡調査、万博会場計画全体に関するアセスメント追跡調査の報告書が発表されたので、これらの内容についての意見交換、質問がされました。協会側から、ゴンドラについては、「今年12月より来年12月までの工事予定である。オオタカ繁殖への配慮を行い、ゴンドラ搬器と鉄柱の色彩を各々白色とこげ茶色にした。工事期間についても、山の中になる7号支柱は2回に分けて工事をする。オオタカ営巣上は、支柱の高さは高くない方がよいとされているが、ロープのたわみが生じる為、30mの高さになった。環境負荷の回避低減をはかり、さまざまな環境配慮をした。」といった説明があった後に、参加者より質問、発言がされました。
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鉄柱を建てる基礎工事の為に掘り出した土はどのように処理されるのか。
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7号支柱の場所は保安林指定区域であり道もないが、資材、作業員、生コンなど全てヘリコプターで運ぶのか。
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ヘリコプターの騒音は、住宅地近隣で83デシベルというのは大きすぎるのではないか。
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ゴンドラの安全性は確保されていないのではないか。
・ プライバシー保護が不十分ではないのか。
などの質問がされました。
協会側は、
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掘り出した土砂は現場で保管し、撤去後の埋め戻しに使用する。少量で短期間の工事なので残土の影響は評価しなかった。
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7号支柱へは全てヘリコプターで運ぶが、作業員は歩いて現場までいく。撤去時も全てヘリコプターで行い、支柱基礎は除去する。7号支柱の基礎は深さ2.5mとなり、これ以上深く掘ることになる。改変面積は700u〜800u。
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ヘリコプターは低速運転、運行ルート最短化、運転日数10日間くらいなので住民周知を行い騒音低減化に努める。83デシベルは、飛行場周辺のアセス評価では許容範囲の数値である。
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ゴンドラが公道上を通っている例は他にもある。鉄道事業法や道路法の個別法で安全性については判断され許可されるものである。
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プライバシー保護はアセスメントの項目にはない。
などの回答がありました。
話し合いによって明らかになった問題点は、
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ゴンドラがなぜ必要不可欠なものであるのか不明。
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ゴンドラ建設についての住民説明責任が果たされていない。
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7号支柱建設地は保安林内にありながら一時作業許可で建設工事を行おうとしている。
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7号支柱建設地に資材はヘリで運んでも、作業員が山中を歩いて行く為、生態系撹乱の恐れが生ずること。
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環境影響が「より低下する」「小さいものとなる」などとされていて定性的評価にとどまり、具体的数値を示し最小、最大という場合の定量的評価がされていない。
などです。
協会側は、ゴンドラアセスメントについて11月2日まで市民からの意見を受け付けています。
ぜひとも、皆さんのご意見を万博協会、経済産業省へ送ってください。