「囚われの姫君」(2002/06/30) 灰原哀が、行方不明になった。 コナンは目暮警部にも協力を仰ぎ手を尽くしたが、いっこうに見つかる気配はなかった。 「組織が相手じゃ、何もできないっていうのか…!」 何一つ手がかりも見つからないまま一週間たったある日、阿笠博士の元に一本のビデオテープが届けられた。無論、差出人不明である。 連絡を受けたコナンはすぐさま駆けつけ、テープやテープの梱包を調べてみたが、手がかりになりそうなものは見つからなかった。 「とにかく、見てみるしかなさそうじゃの」 テープを再生すると、そこには暗い部屋が映し出された。 そして… 「…灰原!」 「こっ、これは!」 ぱた ぱたららららら… 勢いよく吹き出したそれが、音を立ててバケツに吸い込まれる。 「……いやッ、いやぁぁぁぁぁぁぁ!」 ちょぼぼぼぼぼぼぼ…… 「…くそっ! 俺は、俺は約束したのに! あいつを守ってやると約束したのに!」 「コナン…」 えーと、トップにあったのを移動しただけです。 |
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「めざせ! レインボートワラー」(2002/09/20) きょうも いっしょうけんめい れんしゅうにはげむ りんねちゃん あれれ りんねちゃん ぱんつを はきわすれてるみたいだよ シールを はって りんねちゃんに ぱんつをはかせてね ぱんつを はかせると こうなるよ |
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「いい子だって・・・」(2002/09/20) ・・・ボーン 柱時計が、六時半を告げました。 さっちゃんのお父さんは、さっきから時計を見上げては苦い顔をして新聞を広げたり閉じたりしています。 さっちゃんが帰ってこないのです。 さっちゃんの家では、門限は六時と決まっています。さっちゃんは今までに一度だって門限を破ったことがありません。けど、さっちゃんは帰ってきません。 「ただいまー、遅くなってごめんなさい!」 どたどたと廊下を走る足音を響かせながら、さっちゃんが帰ってきたようです。 さっちゃんは茶の間に入ると、目を伏せながらお父さんの正面に座りました。 「父さん、ごめんなさい。ハナちゃんと遊んでるうちに、すっかり門限のことを忘れちゃって・・・」 はにかみながら、さっちゃんは言いました。 お父さんは新聞から目を上げ、溜息をひとつついて言いました。 「忘れていたとはどういうことだ! 父さん、さちこになにかあったんじゃないかって、ずっと心配してたんだぞ!」 「ご、ごめんなさい!」 あわててさっちゃんが頭を下げます。 「いいか、甘えたりわがままを言ったりするのは、父さん別に構わない。けれど、約束はきちんと守らないとダメじゃないか」 「…」 「ちょっとこっちへ来なさい。約束の守れない子はお仕置きしないといけないから」 さっちゃんはゆっくりと、お父さんのところへ行きました。お父さんはさっちゃんの手を乱暴に引っ張ると、あぐらを組んでいた足の上にさっちゃんをうつ伏せにしました。 そしてスカートをまくり上げ、お尻を叩きました。 ぺしッ 「いッ・・・」 ぺしッ 「たとえ親子でも」 ぺしッ 「約束は」 ぺしッ 「約束だ」 ぺしッ 「ご、ごめ・・・」 ふと、さっちゃんはお尻の痛みとは別のなにかを、下腹部に感じました。 そういえばハナちゃんとオイコーラを飲んでから、一度もトイレに行ってません。 ぺしッ 「約束を守るということは」 ぺしッ 「人と人との信頼関係を築く上で、とても」 ぺしッ 「大事な」 ぺしッ 「こと・・・」 「待って! 父さん待っ・・・」 ち ちろろろ しゃああああああああ 「・・・あ」 「さ、さちこ?」 |
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「舞姫」(2003/02/17) 初めての舞台は、下着をはかないで・・・はかないで・・・・はかないで・・・チュチュを着て、お客さんの前でダンスを踊る事だった。 手渡されたバトンは人肌に生暖かく、レコードにあわせて踊るたびに手に滲んだ汗が周囲の視線が私に振りかかる。 「おい、あのコ・・・下着をはいてないぞ!」 「ああ、なんていやらしい」 一見さんのお客が口々に私を罵る。そうじゃないの!私は・・・団長に言われて、そうよ・・・団長に言われたから・・・・・。 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 口から漏れる息が、熱を帯びている事が分かる。 「あんなに瞳をうるませて・・・・・・」 「見ているだけで・・・イきそうだよ!」 はぁ・・・ハァ・・・・・・私・・・どうしちゃったの?踊りに集中しているはずなのに!?どうしてお客さんの声が聞こえるの? 「ナージャ!フィニッシュだよ!」 「!!」 その声に私はバトンを擦りつけるように背中から股間、股間から正面に回転させる。 ヌルリ・・・・・ 汗とは違う液体が・・・・バトンにこびりついていた。 |
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「牛すじ」(2005/11/15) まず、これを見てください。 こうして「牛すじ」という単語に着想を得て生み出されたのがこの二人(左がくろたん、右がくりたん)なのですが、まあ言わずともわかるように、ガオゴッドなんてうそっぱちです。もうとにかくすじが描きたくて描きたくて仕方がなかったのです。 しかしながらオモテで出すのにいきなりすじ、というのはあまりにもまずいので、とりあえずあるかないかわからないようなぱんつをはかせてはみたのですが、我慢できませんでした。 だってあれですよ、丸三年もすじ描いてないんですよ僕ぁ。すじ大好きっ子が、三年もすじを描かずにいたのですよ。そんなのありえないじゃないですか。 それにここもずいぶんとほったらかしにしてましたので、これを機会にですね、すじを描きまくっていきたいなあ、と思っております。 |
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「すじ金入り」(2005/11/15) はい、そんなわけですじ祭第二弾でございます。一日で二回も更新なんてすごい! こんなのってなかった! さて前回の牛すじを思いついてからぼんやりと仕事をしておりましたところ、ふと「すじ金入り」という単語が頭に浮かんでまいりました。 ここで無邪気に「すじっすじっ」とはしゃぎながら手を動かすことができればよかったのですが、すじ金で辞書を引いてみてあらびっくり。 「強度を補強するために物の中に入れたり、張ったり、はめたりした鉄や胴などの細長い棒や線」 辞書通りに展開すればバイオレンス、そしてバイオレンスなことになること必至です。 元々そういった系統が苦手ですし、ましてわたくしはすじを心から愛する者です。そんな、異物挿入なんてキツいネタなんてできようはずがありません。 すじは、挿れるものではなく拝むものなんです。 そこでとりあえず「すじ−金−入り」という具合に単語を分解して考えてみることにしました。するとどうでしょう、頭の中になにかが浮かんでまいりました。 パクマン貯金箱 これだ! あとはフヒヒと笑いながら手を動かすだけでした。 |
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「泣いた赤すじ」(2005/11/17) むかしむかし、人里はなれた山奥に、赤すじと青すじが住んでおりました。 赤すじは人間とともだちになりたいと思ってましたが、人間たちはすじはとてもいやらしいからとみんな避けてしまいます。そのたびに、赤すじはとても悲しい気分になりました。 そんな赤すじを見かねた青すじは、あることを思いついたのでした。 「ワハハ、すじだ! とってもいやらしいすじがきたぞー!」 すじたちが住んでいるところから一番近い村に、青すじが現れました。 青すじは大声をあげながら、村人たちを追いまわします。 「うわあ、すじだ!」 「なんていやらしい!」 村人たちは恐れおののきました。 「そこまでだ! この、いやらしい青すじめ!」 青すじと村人たちの間に割って入ったのは、赤すじでした。 「あっ、またすじだ!」 「でも、こっちのすじはいやらしくない! なぜなら前張りをしているからだ!」 村人たちの声を背に、赤すじは叫びました。 「お前のようないやらしいすじは、とっとと村から出ていけ!」 そのけんまくに押されたのか、青すじは「これはたまらん」と言い残して村から逃げていきました。 「ありがとう、赤すじさん!」 「ありがとう、赤すじさん!」 赤すじと村人たちは、すぐにともだちになりました。 それからひとしきり村人たちと楽しんだ赤すじは、家に帰ってきました。 すると、青すじの姿が見えません。 どうしたことだろうかと辺りを見回すと、「赤すじへ」と書かれた手紙がおいてありました。 「赤すじ君、人間たちと仲よくやってるかい? 僕は遠くに旅立つよ。僕が君のそばにいては、君はいつまでも人間たち仲よくやっていけないからね」 赤すじは泣きました。何日も何日も泣きました。 |
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「泣いた赤すじ<元祖>」(2005/11/18) むかしむかし、人里はなれた山奥に、赤すじと青すじが住んでおりました。 赤すじは人間とともだちになりたいと思ってましたが、人間たちはすじはとてもいやらしいからとみんな避けてしまいます。そのたびに、赤すじはとても悲しい気分になりました。 そんな赤すじを見かねた青すじは、あることを思いついたのでした。 「ワハハ、すじや! めっちゃいやらしいすじがきたでー!」 すじたちが住んでいるところから一番近い村に、青すじが現れました。 青すじは大声をあげながら、村人たちを追いまわします。 「うわあ、すじだ!」 「なんていやらしい!」 村人たちは恐れおののきました。 「そこまでだ! この、いやらしい青すじめ!」 青すじと村人たちの間に割って入ったのは、赤すじでした。 「あっ、またすじだ!」 「でも、こっちのすじはいやらしくない! なぜなら前張りをしているからだ!」 村人たちの声を背に、赤すじは叫びました。 「お前のようないやらしいすじは、とっとと村から出ていけ!」 そのけんまくに押されたのか、青すじは「こらあかん」と言い残して村から逃げていきました。 「ありがとう、赤すじさん!」 「ありがとう、赤すじさん!」 赤すじと村人たちは、すぐにともだちになりました。 それからひとしきり村人たちと楽しんだ赤すじは、家に帰ってきました。 すると、青すじの姿が見えません。 どうしたことだろうかと辺りを見回すと、「赤すじへ」と書かれた手紙がおいてありました。 「赤すじちゃん、人間たちと仲ようやっとるか? あたしは遠くに旅立つわ。あたしが赤すじちゃんのそばにおったら、赤すじちゃんはいつまでも人間たち仲ようやっていけへんからね」 赤すじは泣きました。何日も何日も泣きました。 |
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「泣いた紅すじ」(2005/11/24) むかしむかし、人里はなれた山奥に、紅すじと蒼すじが住んでおりました。 紅すじは人間とともだちになりたいと思ってましたが、人間たちはすじはとてもいやらしいからとみんな避けてしまいます。そのたびに、紅すじはとても悲しい気分になりました。 そんな紅すじを見かねた蒼すじは、あることを思いついたのでした。 「ワハハ、すじだ! とってもいやらしいすじがきたぞー!」 すじたちが住んでいるところから一番近い村に、蒼すじが現れました。 蒼すじは大声をあげながら、村人たちを追いまわします。 「うわあ、すじだ!」 「なんていやらしい!」 村人たちは恐れおののきました。 「そこまでよ。 この、いやらしい蒼すじ」 蒼すじと村人たちの間に割って入ったのは、紅すじでした。 「あっ、またすじだ!」 「でも、こっちのすじはいやらしくない! なぜなら前張りをしているからだ!」 村人たちの声を背に、紅すじは叫びました。 「あなたのようないやらしいすじは、さっさと村から出ていくのだわ」 そのけんまくに押されたのか、蒼すじは「かなわないなあ」と言い残して村から逃げていきました。 「ありがとう、紅すじさん!」 「ありがとう、紅すじさん!」 紅すじと村人たちは、すぐにともだちになりました。 それからひとしきり村人たちと楽しんだ紅すじは、家に帰ってきました。 すると、蒼すじの姿が見えません。 どうしたことだろうかと辺りを見回すと、「紅すじへ」と書かれた手紙がおいてありました。 「紅すじ、人間たちと仲よくやってるかい? 僕は遠くに旅立つよ。僕が君のそばにいては、君はいつまでも人間たち仲よくやっていけないからね」 紅すじは泣きました。何日も何日も泣きました。 |
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「なつやすみ おふろでのほほん」(2005/12/20) どうもご無沙汰しております。 さて一月近く何をしていたのかと申しますと、オモテに書いてあるとおり帯状発疹に罹りまして、養生しておりました。 おかげさまで先週には完治したのですが、ひさしぶりに筆を執ろうとしたところ、どうにもこれがしっくりこない。描こうとするネタはあるにはあるのですが、まったく形にならんのです。 弱りました。ちょっと前まではあれだけノリノリで描いていたというのに、今はまったく手が動きません。 仕方がないのでパワーが溜まるまでおとなしくしていようと不貞寝を決め込んでいたところ、玄関で物音がします。慌てて駆けつけると、ドアの下に何やら紙切れが挟まっています。 それには、こう書いてありました。 「困ったときはおちんちんランドだ」 どこの誰かは知りませんが、狂ってます。 狂ってるけど、ありがとう。 そういうわけでわたくしのおちんちんランドへの扉を開いてしまった運命のキャラ、友永勇太きゅんを描きました。 このクソ寒い時期になつやすみとは何事だ、と思われるかもしれませんが、日焼けを描かずにはいられなかったのであしからずご了承ください。 |