いろは歌留多
(つれづれ日記一月一日参照)
我が家に遊びに来た学生と
「いろは歌留多」をしました。
子供のようにおおはしゃぎでした。
「いろは加留多」を授業のおり毎回2つづつ教えています。
昔の子供は「あいうえお」ではなく「いろは」で手習いしていた
ということを学生は知り、とても興味を示しました。
「花よりだんご」とか「負けるが勝ち」とか「良薬は口に苦し」などは
タジクにも同じ意味の「ことわざ」があるそうで
2年生と3年生の学生達を我が家に招待して
日本料理?を食べてもらいました。
献立は「散らし寿司」「サラダ」「ビーフカレー」でした。
「ビーフカレー」に人気がありました。
紙芝居 桃太郎 (秋のフェステバル)
秋の学園フェステバルで2年生は「桃太郎」の紙芝居をやりました。クラス全員参加を試み
ました。タジクの学生は一つのプロジェクトを大勢で創り上げていくのが苦手なので、そうした
経をさせたいと思いました。
毎年、フェステバル日本語の出場者は、選ばれた学生だけの独唱や踊りだったそうです。
この「桃太郎」は、授業中に、日本文化紹介を兼ねたヒヤリングの訓練として学生にノートを
書き取らせていたものです。今回はそれを利用することにしました。
紙芝居の絵は学生が3枚、私が4枚描きました。
ボボジョン君(中央)が描いた力作3枚。 私が描いた4枚
ディロバール君の独唱
学生にペアを組ませ、両方ともに日本語の暗誦とタジク語訳の暗誦を強いました。
暗誦は授業で前にちょっとやっていたので、わりにスムーズに覚えてくれました。
どうせ、観衆は日本語がわかりませんから、発音など、どうでもいいわけですが、
この機会を利用して、正確な発音を身に着けてもらいたいと思ったのです。
はじめ、ある学生は
「先生、桃太郎なんて、子供のお話しです。もっと大人っぽいのをやりましょう。」
といいましたが、これこそ、日本の代表的物語で、文化紹介には一番だし、日本語を
使う出し物だからハイレベルのものだと説得しました。
実際には、学生のレベルはまだまだだし、今からなにか準備するには、時間がなかったのです。
実際練習に入ると、けっこう大変で手ごたえがあり、学生のほうが夢中になってきました。
学生は授業よりも、練習のほが面白くなってきて「先生、桃太郎やりましょう。」と毎回も
せがむので、計10回ほど練習しました。
一人一人に日本語とタジク語での出番があり、かつ全体の協力で「桃太郎」を成功させる
経験は楽しかったようです。
「ももたろうさん ももたろうさん おこしにつけたきび団子・・」の歌も3人の学生が名乗りでたので
ソロをさせることにしました。ところがそれが みんな音痴なのです。
何回歌ってきかせましたが、とうとう最後まではずれた音程でした。
何故音程がとれないのか不思議でなりません。
しかし当日の観衆は何もわかりませんから「、まあ いいか。これもご愛嬌と」と諦めました。
タジクの学校はまともな音楽教育はなされていないようで、五線譜も一部の人しか読めません。
それにしては、タジク人の民歌は素晴らしく、普通の人の中にプロのように歌える人が大勢いるのは
何故でしょうか。 哀愁のある声でろうろうと歌います。
辻芸人の歌もすごい声量で聞きほれるほど上手いです。
ところで、学生は平井 謙の「大きな古時計」の歌が大好きで、合唱も出す意気込みでしたが
あまりにも音程がまちまちで、合唱にはならず、学生自らから
「今回は合唱は出しません。」と言ってきたので、内心ほっとしたぐらいです。
合唱というのは一番難しいものかもしれません。
当日「桃太郎」は完璧なできでした。よく頑張った!!
3年生は合唱 平井謙の「life is」 伴奏はパルピス君(彼は半プロの歌手、 CDを出しています。)
キーボードはコルグ
練習はバッチリだったのに、当日の壇上ではマイクの使いかたで失敗、不本意な結果になりました。残念。
大きな騒がしい会場での合唱は本当に難しい。
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