【提言1】の関連資料
<1−1>富山県の公共交通について「県政世論調査」から
〇県政世論調査(01年)の「施設の満足度」調査では、「地域の公共交通機関の維持活性化」は、「満足」12.0%、「どちらともいえない」49%、「不満」33.4%
Q、富山県の一世帯当たりの自家用車の保有台数は全国一位です。これについてどう思いますか。(一般・複数回答)
自動車を利用することで日常生活が便利になった |
10.6% |
JR、バス、電車など公共交通機関が不便になったから仕方がない |
13.7% |
公共交通をもっと充実する努力をすべきである |
18.4% |
高齢者や免許を持たない人にとってますます暮らしにくくなる |
20.2% |
自動車が増えることは大気汚染、騒音などの環境問題から好ましいことではない |
16.9% |
自動車が増え、交通事故が心配である |
12.6% |
その他 |
2.0% |
無回答 |
5.6% |
(参考:2002年6月、「公共交通と市民生活を考えるシンポジウム」記録集より)
<1−3>県内の交通事故件数
〇人口10万人あたり人身事故発生件数743.3件(全国17位)。全国平均は734.2件
<1−4>「京都議定書」−97年12月京都で開催
〇186カ国参加。90年の温室効果ガス(CO2、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、6フッ化硫黄)排出量を基準に08年〜12年の5年間(第一次拘束期間)で平均排出量の増減率の形で各国が数値目標を設定。排出権取引なども決める。日本6%、米国7%、EU各国8%削減など。「環境開発サミット」で数値目標抜きに。日本は今年7月批准。批准国は規定の55%を越える。ドイツは90年比19.1%の温暖化効果ガス削減を達成。米国は今年3月離脱宣言をする。
<1−5>「環境開発サミット」−2002年8〜9月
〇アフリカのヨハネスブルクに190カ国の政府、環境NGOなどの代表が参加して開催。地球環境への破壊的な影響をかえりみない大量生産・大量消費の従来型開発への反省に立って、世界の貧富の差、地球環境など、将来に配慮した開発をめざし「持続可能な開発」をテーマに掲げる。
<1−6>輸送機関別の二酸化炭素排出(1999年度)
一人を1q運ぶのに排出するCO2 1トンの荷物を1q運ぶのに排出するCO2
|
自家用自動車 |
47 |
|
営業用普通トラック |
49 |
|
自家用軽自動車 |
23 |
営業用小型トラック |
226 |
営業用乗用車 |
93 |
自家用普通トラック |
98 |
営業用乗合バス |
27 |
自家用小型トラック |
776 |
営業用貸切バス |
9 |
鉄道 |
6 |
航空 |
30 |
内航船舶 |
11 |
鉄道 |
5 |
航空 |
398 |
地下鉄 |
4 |
(単位:g-C/人キロ)
(資料出所:2002年数字で見る鉄道)
(発行、運輸政策研究機構) |
路面電車 |
8 |
都市交通システム |
7 |
|
<1−7>自動車排ガスなどの環境破壊
〇南太平洋の島国ツバル(珊瑚礁9島からなり人口1万1千人、標高1.5m)は、「気候変動に関する政府間パネル(ICPP)が昨春、地球の海面は2100年まで最大88センチ上昇すると予測したため、全国民を移住させる準備に入った」。温暖化に関係する大企業─「石油、自動車、武器、たばこ会社」を訴える準備をしている。(「朝日」02.8.9)
<1−8>「新総合物流施策大綱」モーダルシフト50%に
〇「新総合物流施策大綱」は、「地球温暖化問題への対応」として、「2010年までに、長距離貨物輸送分野のモーダルシフト化率(全輸送機関に占める鉄道・内航海運の利用率)を50%(現状:約43%)に向上させる」ことを「目的」として掲げた。(平成13年7月、国土交通省・経済産業省)
〇富山県の世帯当たりの自家用車保有台数は、87年一世帯当たり1台、00年には1.68台となり全国トップとなる。人口では、98年に一人当たり0.5台、00年では0.53台となる。
(資料出所:富山陸運支局、富山県HPより)
〇第1位山形県、第2位富山県、第3位群馬県、第4位福井県、第5位鳥取県、第6位福島県、 第7位秋田県、第8位長野県、第9位宮崎県、第10位島根県
(平成2年国勢調査より。通勤・通学している県民は578,124人)
<1−11>県内JR旅客、貨物の輸送状況(平成11年度) (単位:人、トン)
区 分
|
旅 客 |
貨 物 |
乗 車 人 員 |
発 送
トン数 |
到 着
トン数 |
総 数 |
定 期 |
普 通 |
平成11年度 |
24,867,400 |
16,390,089 |
8,477,311 |
685,984 |
537,551 |
北陸本線 |
19,185,373 |
12,176,161 |
7,009,21 |
161,682 |
315,391 |
城 端 線 |
1,984,654 |
1,495,062 |
489,592 |
133,780 |
1,195 |
氷 見 線 |
1,596,183 |
1,264,600 |
331,583 |
266,520 |
91,981 |
富山港線 |
901,400 |
599,811 |
301,589 |
- |
- |
新 湊 線 |
- |
- |
- |
31,253 |
100,208 |
高山本線 |
1,199,790 |
854,455 |
345,335 |
92,749 |
28,776 |
(資料出所:県統計ワールドより。西日本旅客鉄道金沢支社、日本貨物鉄道金沢支店)
<1−12>JR貨物の断面輸送量(平成10年度)
|
|
年間輸送量(万トン) |
1日貨物列車(本数) |
海 峡 線 |
520 |
52 |
東北本線 |
420 |
48 |
北陸本線 |
330 |
45 |
鹿児島本線 |
190 |
20 |
長崎本線 |
40 |
6 |
|
|