出会いは「d−倉庫」での観劇の折込チラシ…
その観劇は自分にとってある種、"挑戦"的なものでした。
結果は…
自分の中にあるパンドラの箱を開けられた感じ…
自分は音楽家であり、しかも作り手でもあるので、
演じ手である役者になる事など一切考えた事がない。
演劇を観だしたのは、ステージに立つ人間として、
同じ表現者として表現力を身に付けようと思い…
その「d−倉庫」での観劇では、感情エネルギーというものは、
負の要素も必要なのか…と感じた事。
感情とは無意識(es)から生まれてくるもの。
そこからの開放(リビドー)が感情表現になる。
それがより深いところから強い力で放たれるものほど、
人のココロを動かせる…
それは頭で出来るものではない。
より崇高に育てた自我でも作り出せない。
そこで自分の目に留まったのが、ここのチラシ。
"身体の奥からの共感能力…Fメソット"
そもそもワークショップという言葉自体知らない自分にとって、
見学すら"挑戦"でした…(笑)
そこには僕が音楽で感じた事のある"空間作り"というものがありまし
た。
そして体験…
最初は下半身を作る事に大変でしたが、
日々の鍛錬でそれにも慣れ、
言葉と身体を繋げる作業へ…
先生の話と稽古で感じた感覚とが重なり合うごとに、
自分の中にあったものが次々とつながり出す…
そして更には自分の中にまだ眠っている感覚を試していく…
試行と思索と発見の繰り返し…
まだ身体の感覚というものが掴み切れてないので、
自分の状態によりどういった声が出るか、まったく解らない。
びっくり箱状態です。(笑)
今はエネルギーの溜め所をより深く、
そして細くても鋭く出す事、
そして、感覚感情に自分の思考感情を少しずつ糸を垂らすように加えて
みて、化学反応を見る事に取り組んでいます。
あとは空間をリズムも加えて4次元的感覚で感じる事が出来れば…
僕の持論で芸術とは"時間が止まる瞬間"
正確には止まったように感じる瞬間、時間がぼやける瞬間を作りだす事
だと考えています。
"時間を自在に操れる人"="空間を作れる人"
芸事において、共通していえる事だと思っています。
稽古は莫大な集中力とエネルギーを消費するが、
自分にまだ眠る可能性が楽しい…
自分が声楽で学んでいる事と繋がっている事も多く、
相乗効果に期待しています。
そしてそれを自分のステージである音楽活動にどう反映していけるか…
と同時に芝居にもチャレンジしてみたい気持ちも芽生えだしたり…
正直自分がこんな考えに至るとは思ってもみなかった…(笑)
どういった人生を歩むか自分にも解らないが、
あせらず、目の前の課題を日々努力してこなしていきたいと思います。
今後とも宜しくお願い致します。
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