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ファクトリー活動記録
活動形態:演劇ワークショップ グループA
Fメソッド(ファリファリ)のF−自由性、自在性へ
ここ最近のワークショップでは、ファリファリを実技と平行して理論か
ら紐解いての解説をして頂いている。
「脱力とは緊張」
筋肉とは縮む事で働き、伸ばす事は出来ない。縮むという事は対をなす
もう一方が「伸びる」という事。猫背になるのは腹筋が背筋に勝る状態
で、言わば「バランス」が崩れた状態である。それを解消するには背筋
を鍛える。と言ってもトレーニングでは無く、上体を反るだけでも十分
である。前進が基本なので前傾となりがちな身体を反る事で解消する。
日常、腹筋が縮み緊張状態であると同時に背筋は伸びた「脱力」状態で
ある。この原理が基本と考えられる。
「前後から上下へ」
この緊張と脱力の関係を前後(腹背)では無く、「上下(上半身、下半
身)」へと変換する。これによって下半身がしっかり地面をとらえ、上
半身は限りなく脱力状態にする事が可能となる。ここからF基本運動
(エネルギーの循環運動)へと繋がる。
「ストレッチ」
身体をほぐす際、「骨盤」が重要である。骨盤のまわりには多くの筋繊
維があり、それらの働きによって「歩行」という行為が可能となる。ゆ
っくり歩くという事は骨盤の筋肉に相当な負荷がかかる。それだけで鍛
えられる。すなわち、それだけ複雑な筋肉を要する。まさしく「有機
体」。
身体をほぐすには普段使われない、背中側を中心にする。首、肩甲骨、
背中、背骨、肋骨の一本一本を動かしながらほぐす。個人個人必要なモ
ノは違うので、必要に応じたストレッチを行う事が大事である。また筋
繊維の位置、つきかたを意識することが重要である。筋肉は非常に複雑
で骨盤からナナメに伸びる筋肉や背中を真っ直ぐはしる筋肉など色々な
筋肉が組合さり、形成している。基本的にはナナメのラインを意識しな
がら伸縮、回転等でほぐす。
あくまでF基本運動(筋肉の伸縮運動)と動かす事を念頭におくことが
重要であると思う。
2007年2月5日(月)
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