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ファクトリー活動記録
活動形態:演劇ワークショップ グループB
活動日:2007年11月7日(水)
少数精鋭。たくさん動けるのは嬉しかったけれど、緊張もしました。
林先生が、日常生活で緊張している部分を稽古場では楽な状態に、と仰
いました。
私は、フリーの役者として外部での公演と平行しながらWSに通ってい
ます。来る12月に、歌・ダンス・芝居その他を盛り込んだ公演があり
ます。その稽古場で私の体は、「やらなければ、見せなければ」と緊張
してガチガチです。決して良いことではありませんが、以前に比べ、緊
張が自分で意識できるようになりました。
上半身は柔らかく→呼吸するための筋肉・発声の筋肉は固めない・肩の
力を抜いて。しかし、支える下半身はしっかりと。
F(メソッド、ファリファリ)の基本。
Fと出逢った当初〜1・2年は「演技をする」事とFはなかなか繋がり
ませんでしたが、ここ数ヶ月、稽古場・板の上・日常生活において、上
半身の緊張の抜き方が、なんとなくですがわかってきた気がします。特
に私の場合、外部で経験しないと見えてこなかった・繋がらなかった事
かもしれません。ミュージカルをやっていた時期は、WSで行っている
事と真逆すぎて混乱しましたが、根底や芯にあるものは変わらない、と
いう事も自分の中で納得できました。
頭だけで理解したつもりでも、「身体」は果たして。私は、頭で考えて
しまう癖があります。探究は悪いことではないと先生は仰いましたが、
しかし、稽古場では身体を感じそして把握する。普段OFFになってい
る感覚をONにしていく。大部分OFFの状態で今まで育ってきた為で
しょうか、なかなか難しいですが、それこそ半生かけて「身体」でわか
っていけたらと今は思っています。
林さんは「人は何故生きるのか」というお話もして下さいました(*人
生の目的は幸福、と)。半生かけて、一生かけて私も「幸福」を見つけ
られたらと思います。何にしても、どういった状況下でも、私は「表
現」していたい。あれだけ「この世界で有名になって食べていくん
だ!」という気持ちがあったのに、今は演劇(他芸術行為、表現そのも
の)に関わること=「生きている」事だという気持ちが強くあります。
今は正直焦って空回ってばかりですが、このまま進んで不幸にならない
よう、いろいろなものを見、感じ、見極めながら歩いていこうと思って
います。
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