白銀城編  〜鬼怒覚醒編〜 秋芳洞編
あらすじ
卍丸たちを氷漬けにした綾は絹にも
襲い掛かります.
綾は絹の首を絞めながら言います.
火の一族はなんて馬鹿なんだろう.
母親が生きているとでも思ったのかい?
生きているわけが無いんだよ.
だって私が殺したんだからねえ!
卍丸たちを氷漬けにした綾の正体は
根の一族の中でも随一の冷徹さを誇る
吹雪御前でした.
母の姿を偽り,今まで騙し続けていた
吹雪御前に対して,絹の怒りが頂点に
達します.
母様を…騙したのね.私がなぜ『きぬ』と
呼ばれるか知ってる?
鬼が怒る…と書いて『鬼怒』.
それが私の本当の名前…
今まで誰にも見せたことが無かったけど
もう許せない!!
そう言って絹は自らの戦闘能力を封じて
いた『純潔の鎖』を引きちぎりました.
私を怒らせた己の愚かさを呪いながら
死んでゆきなさい!!
鬼怒はそう言い,鬼の力を解放します.
鬼怒の圧倒的な力の前に,吹雪御前の
命は消えていくのでした…
そして,吹雪御前の返り血を浴びた鬼怒
は我に返り,目の前の現実を知ります.
こんな恐ろしい姿を見られたからには
もう生きていられない.自分は白銀城
と共にする.そして父親と母親の所に
行かせてほしい.
そう言って絹は聖剣と卍丸たちを城の
外へと送り出すのでした.
鬼でも人でもいいじゃねえか.
カブキはそう言うと,絹を助けだすため
すでに崩れ始めている白銀城の中に
入って行きました.
カブキ一人じゃ心配だと言い,極楽も
城の中に入って行きました.
暗黒ランはあと一本.
いざとなったら卍丸一人でもやれるな
と言い残し…
一人残された卍丸に対して聖剣・蛇光院
松虫が語りかけます.
絹を助けられるのはお前だけだと…
卍丸も決壊寸前の白銀城へと戻り,絹を
説得します.絹は一人なんかじゃない.
運命なんて自分の力でいくらでも変え
られるんだ!絹.運命なんてな.運命
なんてな.くそっくらえだ!!
その力を卍丸たちのために使うと決めた
絹.卍丸たちは4人揃って白銀城から
脱出するのでした…
白銀城編 秋芳洞編
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