ジパング誕生編 ← 〜カブキ登場編〜 カブキの旅立ちと菊五郎編
あらすじ
舞台はジパング大和地方.
尾張の国の,とある洞窟から
始まります.
洞窟内では,ある師弟の姿が…
しかしどうやらもめている様子.
師匠の名はヘビ仙人,弟子の
名はカブキ団十郎,この物語の
主人公です.
特殊な能力を備えた火の一族.
カブキもその火の一族らしいの
ですが,どうやら火の一族の
宿命が気に入らないようで,
術の修行をサボって出て行って
しまいました.
そしてカブキは長篠町に泊めてあった
舟でジパング一の美女と呼び声高い
弁天様に会いに,弁天塔へと向かい
ます.
弁天様の部屋は硬い扉にしっかり
鍵がかかっています.
しかしそこは常連のカブキ.
扉の鍵である『恋の耳かき』を
使って扉を開きました.
弁天様にデレデレのカブキ.

ですが,その時!!
突如,大地震がおき,カブキが窓の外
を覗くと,西の方角に今までなかった
不気味な城が現れています.
カブキは弁天から千年前の
火の一族と根の一族の戦い
の話を聞きます.
先ほどの地震はどうやら根の
一族が起こしたもので,近くの
国に暗黒ランが復活したとの
こと.しかも暗黒ランはジパング
全土に7本も生えているようです.
火の一族と根の一族の因縁など
カブキが最も敬遠しそうな話ですが
もしもその暗黒ランを自分が斬って
しまえば,弁天も含めジパングの
女たちが一斉に自分の方を向く
のでは?との考えから,軽〜く
斬ってしまおうと決めるのでした.
カブキは暗黒ランを斬るための聖剣
が隠されている根の城・鬼骨城へ
1人で乗り込みますが,城門が
硬く閉ざされているため,中に
入れません.
鬼骨城へ入る方法はないのかと
カブキはヘビ仙人に問いますが,
カブキが鬼骨城に乗り込む理由を
聞いたヘビ仙人は激怒.カブキに
聖剣は使えないと言います.
そして,火多の国にいる卍丸と
いう火の一族のことを話します.
鬼骨城は周りの森を枯らして
いき,暗黒ランが復活したことで
現れた根の一族たちによって
尾張は侵略されていきます.
兵隊の大半を失った犬山城の
殿様は,なんとカブキに鬼骨城
の討伐隊長を任せてしまうの
でした.
とはいっても鬼骨城に入る方法
はありません.カブキは隊長の
特権を利用して,犬山町でハデ
に,やりたい放題やっています.
数日後,カブキがいつものように
みこしに乗って犬山町内を回って
いると,そこにはヘビ仙人から
聞いた火多の戦国卍丸がいる
ではありませんか.
今の居心地の良さにすっかり
慣れてしまったカブキは,火の力
で目立ちまくって派手に生きると
言い,卍丸にも火の一族の宿命
なんか捨てて楽しく生きろと言う
のでした…
ジパング誕生編 カブキの旅立ちと菊五郎編
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