トレインフェスタ2004参加の様子
 (2004年 5月15日〜16日 静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ)
 4回目の参加となる2004年は、東海道新幹線開業40周年にあたり、新幹線に「ちょっと」力を入れてみました。
 これまで使用してきた、KATOの複線高架橋の曲線路に代わり、半径1,000mmの大半径曲線を製作しました。
 製作の詳細は、「新幹線用曲線の製作」をご覧ください。

 当然、新幹線用軌道を走る車輌は東海道新幹線の車輌ばかりです。

 新幹線用軌道で懸案事項だった、曲線部分と直線部分の接続は、高架橋に取り付けられた線路の代わりに直線線路を接続し、直線部分から、カント付きの曲線に向かって、自然に「ねじれ」ていくようにしました。つまり、直線部分から徐々に車体(軌道)が傾斜していくという訳です。
(緩和曲線がないのは、ちょっとインチキ?)
 今年のNゲージ運転会場は11階。
 すぐ間近の静岡貨物駅の様子が一望できます。 
 ちょうどEF66牽引の下り高速貨物が発車していくところです。

 会場は変わっても、例年どおりの盛況ぶり。
 ご来場、ありがとうございました。
 

 鉄道に詳しくない方でも、気軽に楽しんでいただきたいとの思いから、今年は実際に新幹線軌道を走る車輌の解説をご用意しました。
 さて、今年も新作モジュールが目白押しです。
 正面に配置された巨大な観覧車がひときわ目を惹くモジュールは、杉山さん作「キャサリンの瞳」。
 骨組みはピアノ線の半田付け、40基のゴンドラも全て手作り。しかも電池で実際に稼動するという凝りよう。
 その根気に恐れ入りました。
 前年に続き、情緒たっぷりの川口夫妻作のモジュール「工場のある街」です。
 非常に細部まで作りこまれていて、どの位置から見ても、「こんなところに、こんなものが!」と何かしら発見がある、そんな楽しいモジュールです。
 出ました!山田(宜)さん作「ラムセス2世鉄道」。アブシンベル大神殿を貫いて鉄道が走ります。
 更に中央の窓からは、通過する列車が何とも幻想的な光に映し出されます。
 もうこれは「世界遺産シリーズ」として、恒例化させましょう!
 次は何かな〜?
 続いて、一昨年「清見寺」のモジュールを製作された永野さんの作品「思い出」です。
 昭和30年代の清見寺東寄りの東海道本線の沿線風景をモチーフに、今回も自作の建築物群がいい味を出しています。
 郵便局あり、蔵あり、地蔵堂あり…今回も、とても細かく作りこまれています。
 個人的には、写真手前にある薄緑色の病院の建物が「いかにも!」という感じがして好きです。
 トラブル発生!? ではありません。
 一周30m超の軌道を高速で何周もさせるのは、車輌にとって大変過酷です。
 こまめに注油してやらないと、モーターが焼けてしまいます。
 700系・500系は、特にリクエストが多いので、メンテナンスにも気を遣います。
 今年も無事にイベント終了。
 皆さん、片付けも手馴れたものです。
 また次回も参加したいですね。
 お疲れさまでした。

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