第2回(2004年 2月11日)
 前回、曲線半径を1000mmに決定し、路盤の切り出しまで進みましたが、続いて今度はレールの敷設を行う上での設計・準備を進めることにしました。
 まず資材の購入から。今回の曲線高架線路は、既存のKATO製複線高架線路と接続することから、接続にあたっては極力手間をかけたくありません。そこで、接続にはKATO製線路標準のジョイナー方式を採用することとしました。そのため、路盤の両端はKATOの道床付レールを使用することにしました。
 しかし、既製品の道床付レールには適度な曲線半径のものがないので、短い直線のものを使用することにします。使用するのは、「端数レールセット」に含まれる短いものです。
 中間部分については、もちろんフレキシブルレールを使用します。KATO製のフレキシブルレールであれば、道床付きのユニトラックとレール断面が同一なので、そのまま接続できそうです。


KATOの道床付レール(上)とフレキシブルレール(下)


道床付レールとフレキシブルレールのレール断面

 今回は曲線に付きもののカントも再現することにしました。
 ところで、今回採用した半径1000mmの曲線は、1/160の世界ではかなり緩やかに見えますが、実際のスケールに直すと、半径160mとなり、在来線ならまだしも、新幹線の本線にはとても採用できない急曲線になってしまいます。この曲線にカントをつける訳ですが、そもそもあり得ない急曲線なので、カントは最大量を設定することにします。実際の新幹線の最大カント量が200mmですから、Nゲージに換算すると、1.25mmになります。道床付きのレールで考えると、KATOの25mm幅の道床の片方を約3.5mm高くすると、この傾斜になります。今回は同程度の厚さのプラ板などを挟みこむことで、カントを再現することにしました。


今回の路盤に車両を並べた様子


カント付(左)とカントなし(右)

 さて、ここまで設計・方針が固まって、次は実際にフレキシブルレールと、道床付きレールを路盤に敷設する作業に入りますが、まずはフレキシブルレールと道床付きレールの高さをどのように合わせ、一定の曲率で、しかもカントを付けて、どのように曲線を綺麗に敷設するかが課題となりそうです。
 また、道床付きレールとフレキシブルレールの接続についても、フレキシブルレールを正確な長さに切断し、隙間なく端数レールに接続するのは、非常に困難ではないかと思われることから、何か他の方策を考える必要がありそうです。
 更に、曲線部分の全てにカントを設置するとなると、直線部分から徐々にカントを増やして曲線に接続する必要があります。KATOの複線高架橋を使用した直線部分の線路から、どのように接続するかも大きな課題です。
 今回はここまで。 まだまだ道のりは遠く、試行錯誤の状態が続きそうです。

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