300系のDCC化
 我が家でもDCC(Digital Command Control)の導入を画策し、試験的に300系先頭車2両と動力車1両にデコーダを搭載してみました。
 300系という車種選択は、単に買いだめ(?)してあったために、先頭車と動力ユニットに余裕があったという、ただそれだけの理由からです。
動力車へのデコーダの搭載
 まず動力車への搭載ですが、一般的な方法に則って、集電板との絶縁を施し、モーター電極にデコーダからの出力線(オレンジ・グレー)を直に半田付け。入力線(赤・黒)を集電板に半田付けしています。デコーダ本体は小型の物(DZ143)を使い、できる限り車内の隅(トイレ側)に寄るようにし、またモーターから本体までの電線も浮き上がらないよう両面テープで固定し、窓などから見た時に目立たないようにしています。
先頭車へのデコーダの搭載
 先頭車については、安価なファンクションデコーダを搭載するか、はたまた多少高価でもライトの自動転換が可能な動力車用のデコーダを搭載するか検討した結果、ヘッドライトとテールライトが同時点灯することのない新幹線車両ではファンクション数も少なくて済むため、ライトの自動転換も可能な動力車用の中でも安価なもので十分と自分なりに結論を出し、動力車に搭載したものよりも多少大きく安価なデコーダ(DN121)を搭載することにしました。
 デコーダからの出力線(オレンジ・グレー)間に抵抗を挿入し、ライト出力線にLEDを接続しています。LEDへの配線は先頭車同士で、反対となるようにしてあります。入力線(赤・黒)は、集電板の裏側から半田付けし、デコーダ本体を床下のスペースに収納しました。そのため、車内にデコーダが居座ることもなく、スマートに搭載が完了しました。

 デコーダの搭載は、窓の多い在来線車両に比べ、トイレなどの目隠しスペースや、床下機器覆いなどがある新幹線車両のほうが有利ではないかという感想を持ちました。

 今後、DCC対応車両を増やしていくかどうかは未定ですが、新幹線車両への搭載方法については自分なりにほぼ確立させることができました。DCC搭載をお考えの方にも、多少は参考になりましたでしょうか?また、逆にもっと良いアイディアがありましたら、是非お教えください。

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