Last modified: Mon, 09/16/2002 12:24
とりあえずこの文章はFreeBSD限定なんで,インストールはFreeBSD独自のportsの機構を最大限使う.他のプラットフォームの人には悪いが(なんて思ってはいないが書いてみる).まあそう言う姿勢な訳なんで,portsはすでに使えるようになってる,ってことで話を進めていく.「どうやったらportsを使えるようになるの?」って質問はこの文書の守備範囲ではない.FreeBSDの日本語公式サイト行ってアプリケーションのインストール: Ports Collectionってとこでも読むよろし.
現行のEximはversion3系列と4系列の2系列が出ているが,今回はversion4系列を使う.portsではver4系は/usr/ports/mail/exim以下にある.現在(9/16/2002)時点での最新は4.10で,この文書でもそれを使っている.基本的にportsってのはこのディレクトリの下でmake && make installすればいいだけ,って仕組みな訳だが,このeximについては,幾つかの機能オプションの設定を,Makefileを編集してするようになっている.その機能オプションってのは,どのようなRDBを使用するかとか,exim_monitorを作るか,とかIPv6対応にするかどうか,ってあたり.Makefileの36行目〜89行目にある,WITH〜,WITHOUT〜という行をコメントイン・アウトさせて設定するって寸法.どんなオプションがあるかは見ればだいたい分かるだろう.とりあえず今回は,IPv6環境ではないので55行目の"WITHOUT_IPV6= yes"をコメントインしてIPv6を使わないようにしてコンパイルする.
eximには,performanceやstatusを見るためのモニタツールであるexim_monitorってのがついてくる.でもこれはportsのデフォルトだとコンパイル・インストールされない.別のportsってことになっている./usr/ports/mail/exim_monitorがそれ.ってことで,exim_monitor使いたかったらこれもインストールしておこう.
コンパイルするには/usr/ports/mail/exim以下(や/usr/ports/mail/exim_monitor以下)でmakeを実行するだけ.これで,ソースを勝手に拾ってきて設定してコンパイルされる.あとはmake installでインストールされる.楽勝だね.
じゃ次は設定行ってみよう.