BBQで手作りバウムクーヘン -1-

 去年10月の@nifty:デイリーポータルZ特集記事『河原でバウムクーヘン作り』を読んでから、いつかやろうと決めていた。
 それから早8ヶ月、ようやくチャンスが訪れた。毎年行われるお馴染みメンツでのBBQが企画されたのだ。これはやるしかない。
 仲間からの不安げな視線をよそにひとり盛り上がり準備を進め、やってきましたアウトドアでバウム作り。
 さぁ!外で!バウム喰うベェー!(ん?)
 バウムーゥ。(だよな?)




ラ・バーム。(どーん)
目標の同心円。手作りでどこまでいける?


コーンスターチってなに?
自宅にあるものを嫁が準備。


うまく行けば…ね
 現地にて。これがあのバウムに…


……。
 おー、どこ行くんだよー。
「今度のBBQ、バウムクーヘン作ろうよ!」

 提案者はもちろん僕だ。賛同者は僅か。期待していたノリノリの返事は得られずに、「あぁ…やれば?」とまで言われる始末。
 どーした、バウムの魅力はそんなもんか。BBQと言えばビールと肉かもしれないが、そんな定番だけでいいのかよ?と言ってる僕も不安でたまらない。

 さらに梅雨時、連日雨の予報で不安感に拍車がかかる。「少しくらいの雨でもやるよね。」「ビールサーバーのレンタル予約もしたしさ。」…だけど、雨の中で肉は食えても初挑戦のバウムは焼けない。
 そんな中、参加者の中に竹を用意してくれる人まで現れた。バウム熱再上昇。同情だって構わない。きっと成功してみせる。


いよいよ当日。天気は晴れ!

 材料は「薄力粉100g、粉砂糖200g、コーンスターチ100g、卵(M)6個、マーガリン150g」と、これまたDPZの特集そのまま。けど成功への第一歩と言える。材料の所為にできなくなった、とも言える。

 心配していた天気は見事快晴。やはりバウムは僕を待っていたのか。BBQには家族3人で参加する。出発前に自宅にあるものを嫁が用意してくれて、残りの材料は朝の買い出し時に購入。参加者からの「え?ホントにやるの?」が心に響く。…見ーてーろーよー。


準備準備だ

 現地にてさっそく準備。まずは卵6個からのメレンゲ作り。女性陣に「角が立つまで!」と厳しい指摘を受けながら混ぜまくる男性陣…というか僕と後輩クンの2人。気合いが通じたのか数分で出来上がる。

 テントを構えたすぐ近くでは微妙な距離で歩く見知らぬカップル。落ち着ける場所に来たはずなのに約15人もの人がワイワイやってて「もう!ムードぶち壊しーぃ」てな感じだろうか。

 薪をくべ、火は既に起きている。他の材料も混ぜ合わせていよいよ焼き段階に入ります。いくぜー。
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