3D視点バトル!

(赤王対ユーザー、前編)


貴方は今日デビュー戦を迎える新人ボクサー、その対戦相手は今売り出し中の少女ファイター「赤王」

女性だがパンチ力、フットワーク共に男性と引けを取らない程の強者。

貴方にとっては少々不安なデビュー戦となりそうだ。


  

緊張気味の貴方に対し赤王は余裕の表情。

幾度と無く試合をこなしかなり自身満々の様子。

そんな貴方にトレーナーがアドバイスをする

「いいか、奴のスピードはお前より早い、

だが捕まえちまえばこっちの物だ、絶対勝てる。

先ずは冷静に主導権をとる事を考えろ、

ガッチリ捕まえてタップリ可愛がってやれ!」

貴方は口にマウスピースをかみ締めながら

彼女の待つリングへ向かう。

貴方のデビュー戦がいよいよ始まる・・・・・

「ボックス!」レフェリーが試合開始を告げる。

「へっへーんだ、かかっておいでー!」と

両手のグローブを打ち鳴らして赤王が接近する。

貴方は主導権を握ろうと先制ジャブ、

それを彼女がヒラリとかわしお返しの左ジャブ

「っく!」と呻いた矢先彼女のストレートが

小気味よく貴方の顔面に炸裂する。

「がはっ!」少し体制が崩れるが何とか足を

踏ん張りつつもバランスを保つ。

「ガードを固めてチャンスを待つんだ!

奴の隙を見つけるんだ!必ず隙がある!」

トレーナーの激を受け貴方は防御体制を取る。

その間にも縦横無尽に赤王のパンチが襲う

「どーしたのー?打って来てよー!」

ビシッ!バシッ!ゴッ!ガッ!ズドッ!ボクッ!

赤王のパンチは次第に威力を増して来ている。

それを懸命にガードしつつ彼女の腕の動きを見る。

「んもう!さっさと倒れてようっ!」

ブン!!と彼女が大振りの左フック、

「!」貴方はとっさに後ろへスェーイング、

「・・・見つけた、コイツの隙を・・・・・!!」

貴方はその瞬間を逃さず拳を彼女の顔面へ

渾身の力で叩き込む!!

バキィッ!! 「うぶうっ!!」

彼女が揺らぐ、相当効いた様だ。

「よし!そのまま行け!」トレーナーが叫んだ。

バキッ!ボクッ!ドスッ!ゴシャ!

何発もの強打が赤王を襲う。

打たれる度に顔面が次第に醜く変形していく。

鼻、口から鮮やかな鮮血が滴り汗が全身を伝う。

貴方もやおらノっているようだ、実に小気味よく

リズミカルに彼女を打ち続ける。

その度に彼女が呻き、血飛沫がパッと咲く

「いつまでも楽しんでるなよ!楽にしてやれ!」

トレーナーが痺れを切らして叫ぶ。

仕方ないなと貴方は自慢のアッパーカットを

もはやグロッキー状態の彼女の顎に・・・・・・

グシャァァッ!!

顎の砕けるいい音がして赤王は派手に飛び

轟音と共にマットで大の字に倒れ伏した・・・・・・

赤王を見事ダウンさせた貴方、だがまだ油断は大敵だ。

果たして貴方はデビュー戦を勝利で飾れるか?

続きは後編にて・・・・・・・


 

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