「………それでは、楽しい楽しいクイズの時間で〜す、お姉様。準備はいい?」
 とても楽しそうな口調で、満面の笑みでエルフの妹は緑の絨毯の上に正座している娘を見下ろした。
「………ふぁい」
 妹の問いにエルフの姉はなんとも気のない返事を返す。
 その顔を見る限り、彼女が”楽しいクイズ”とやらに何の期待もしておらず、また楽しんでいないことは明らかだった。
 それでも構わず、エルフの妹は言葉を続けた。
「返事は”はい”よ、お姉様。準備はよろし?」
「…はいぃ」
 やっぱり、気のない返事。エルフの妹は気を取り直して、
「それでは第一問、私もお姉様も大好きなチーズ、これの主な原材料名は何?」
「…ミルク」
「は〜い、大正解。さっすがお姉様♪―――じゃあ第二問、その原材料であるミルクは牛さんが出しますが―――」
「…山羊さんも出す………」
 ポツリとエルフの姉が突っ込む、とゴンッという拳がその頭に炸裂した。
「ぁぅ……」
 エルフの姉は突然の鉄拳に両手で頭を押さえ、呻く。
「口答えは許しません、よろし?」
「…ぁぃ…」
「で、ミルクは牛さんが出しますが、ウチには牛さんは居ません。でも私たちはチーズを食べることができます、それはどうして?」
「…ルミちゃんが街でミルクを買ってくるから………………」
「はい、またまた大正解。お姉様の言うとおり、街までとぉ〜い道のりを重い重いミルク容器背負ってわたしが買いに行ってます」
 ウンウンと頷くエルフ妹ことルミ。そして再び姉―――ルカを見下ろす。
「………じゃあ、最期の問題。そのわたしが苦労して買ってきたミルクを加工して作ったチーズ、これを黙って勝手に食べてしまう悪い悪いお姉様はだぁれ?」
「………………………………」
「だ、ぁ、れ?」
「っっきゃッ、痛ッ痛いよぉおおッ!!」
 ぐいっ、とルミはルカの長耳の先をキュッと摘んで引っ張り上げる。
 たまらず、ルカは悲鳴を上げてじたばたと。
「いい?お姉様。悪いことと知らずに悪事をするのと、悪いことと知ってて悪事をするのは後者の方が三倍くらい罪が重いのよ?」
「………………だって、お腹空くんだもん…」
 ぷくぅと頬を膨らませてエルフの姉は抗議。
「あのねぇ、お姉様。そのおっきな胸の上に着いている頭は飾り物?お腹の欲求だけに従って食べてたらそのうちぶくぶくに太って肥満エルフになっちゃうのよ?」
「…太ってもいいからお腹いっぱい食べた―――痛たたたっ!ルミちゃっっ…耳引っ張らっっッ痛いよぉッ!!」
「まったくもぉ…、これだけ言っても分かってくれないのね。お姉様は……」
 ふふり、口調とは裏腹に徐々に嬉しそうな笑みを浮かべるルミ。
「えっ…ま、また…おしおき…するの?」
 そのルミの表情にどこか恍惚の光を隠した目を向けるルカ。
 期待すら籠もったその視線に、ルミは少し苛立ちを覚える。
「そうね、折角だから……実用的なお仕置き…試してみよっか♪」
「じつようてき…?」
 きょとんと首を傾げるルカ。
「そう、折角お姉様はこんなに胸がおっきいんだから…ね。」
「………???」
 意味深な含み笑いを漏らすルミに不思議そうな顔を返す。
 と、ふいに…。
「ぁっっ…ぇ………?」
 ゾクリと一瞬悪寒のようなものが走った。途端。体中の力がフワリと抜けた。
「ふふっ…実はね、さっきお姉様が食べたチーズの一つに一服盛っといたの、お姉様の行動パターンはお見通しよ?」
「ふっ……ぁ……」
 突如、急速に眠気のようなものが襲ってきて、ルカは緑の絨毯の上に両手をついて、そのまま俯せに倒れた。
「くすっ…お姉様は薬にも敏感なんだから…。ふふっ…」

「ぅ…ん。…?」
 ルカが目を覚ましたのは、見慣れた天井の下…つまり自分のベッドの上だった。
 室内はほんのりと暗く、木の幹をくりぬいてこしらえた窓から微かに光が漏れる程度の明るさだった。
「おはよう、お姉様。よく眠れた?」
 すぐに、聞き覚えのある声が耳に響いてきた。
 妹のルミがベッドに腰掛けて、にこにこと妙に楽しそうな視線を送っていた。
「…あっっ、る、み…ちゃ……………………」
 とっさに体を起こそうとするルカ。だが、途端に体に慣れぬ感覚が走って旨く力が入らない。
「ぁっっぅッ…?」
 心なしか、胸元が普段よりも重く感じた。その違和感にルカは疑問を塗した言葉を漏らして、ルミを見た。
「ふふっ…お姉様、どうかした?」
「るみちゃっ……何、したの……?」
「ん、ちょっと…ね。聞き分けの良くなるお薬をあげただけよ?」
 ゆっくりとルミが目を細めて嗤うと、まるで何かの仕掛けが動き始めた様にルカの体に悪寒が走った。
「―――あ、うっ!?」
 ルカはビクリと体を震わせて、咄嗟に肩を抱いた。
「ふっ…ぅ……ぅ……」
 もじもじともどかしそうに身をくねらせるルカ。
 その始めての感覚に困惑の表情で、ルミを見る。
「…お姉様、おっぱい苦しい…?」
 ルミはルカに体を密着させて、ぼそりと呟く。
「る、ルミちゃ……さっきの……」
「ふふっ…、眠り薬と一緒に”ある薬”の失敗作も混ぜといたの。わたしにはあまり効かなかったけど…お姉様には効果覿面みたいね?」
 つん、とルミの指が服の上からルカの膨らみを、押した。
「ひぁうッ!!」
 それだけで、ルカはビクリと身を竦ませて声を上げた。
 その反応にルミは満足そうに微笑み、嗤う。
「ぁっ、ぁあっ、ぁ……やっ…なんか、変………っ…」
 吐息混じりに悶えるルカのその白い上着をぐいとルミがまくしあげる。
「あらあら…お姉様、いつもより二割り増し…かな?」
「ぇっっ…ぁッだ、だめっっ…!」
 とっさに抵抗をしようとするルカ。だが、体が痺れてろくに腕に力がはいらない。
「ふふっ…頭がボーッとしてクラクラするでしょ?……それなのに、こういう事をすると―――」
 ツツ…とルミの指が膨らみの曲線にそって這う。
「ひっっンッ…!」
「…気が狂いそうなくらい気持ちいいのよね。ふふっ……」
 ぴんっ、と指先で楽器を鳴らす様に桃色の突起を弾く。
「あンッっ……ぁ、っ…やっ…なんかっっ…ッ…」
「くすっ…」
 ルミはルカの反応を愉しむように、ぷにぷにとその膨らみを突く。
 ぱんぱんに張ったその乳房を指で軽く突くたびに、ルカは吐息混じりに媚声を漏らして、体をくねらせる。
「ふぅぅっ………んぅッ………ぅんっぁぅ………………」
 どこか不満げなそのと息をルミは楽しそうに聞きながら笑む。
「………お姉様、もどかしい?」
「…ぅッ………ぁっ…」
 ルカはハッと顔を赤らめ、咄嗟にプイとそっぽを向く。
 まるで、図星を突かれた子供が拗ねるようなそんな仕草にルミは思わず笑みを漏らしてしまう。
「くすっ…」
 小悪魔の様に笑んで、指で白い膨らみを些か強めに押した。
「ひぃっっっ…あんッ!」
 ぷにゅっ、とルミの指の先端が豊かな質量に隠れた。
 途端、ルカは仰け反り、悲鳴をあげる。突起から乳白色の液体がピュクと漏れた。
「ふふっ…」
 ルミは笑むとその液体を指先に絡め、そっと口に含む。
「お姉様の…美味しい…」
 ちゅぷっ、と唇から指を引き抜き、唾液をルカの頬に擦りつける。
「な、何っ…何がっっ…」
「ミルク、よ。勿論お姉様の、ね…?」
 悪戯っぽく笑むと、とろりと白い液体が漏れるそこに唇を吸い付ける。
「ひぃいっぃッ!?」
 ぎゅむと吸い付いた方の乳房を揉み、吸い上げた。
 途端、どろりと濃厚な液体がルミの口腔内に広がる。
「んっ…んくっ……」
 ほんのりと甘い、癖のない味の液体が後から後から溢れて、口腔内を満たした。
 ゴクリと喉を鳴らして、それを嚥下する。
「ぁ、ぁ、ぁッ、る、ルミっっ…ちゃっっ…そんなっ…吸ったらっっ…はぁ、、、ぁ、、」
「んっ…んっ…ぷぁっ……」
 にゅぱっ、淫湿な音を立ててルミは唇を離した。
 刹那、ぴんと乳白色が飛び、頬を汚す。
「ふふっ…お姉様のミルク…濃くてクリームみたいな味がする…」
 ルミは自分の頬に飛んだ乳白色を指に絡め、それをルカの口元へと持っていく。
「っっっ…!」
 ルカは咄嗟に首を振り、その指を避けるがその唇にルミは無理矢理にねじ込む。
「ほらっ、お姉様の大好きなミルクよ?ふふっ……」
「やっ…あぐっっ…んんっっ…」
 ルミは満足そうに微笑むと、ベッドの側の棚をガサリと漁り始める。
「さ、て…それじゃ、お姉様…本格的に…ね?」
 狂気すら孕んだ笑み、というのか。舌なめずりしながらルミは”それ”を構える。
「えっっ………」
 ルカは一瞬それが何なのか分からなかった。
 それは特大の注射器のようなものの先にゴム製のカップのようなものをつけたものだった。
「ふふっ…」
 ルミはそれの先をきゅっ、とルカの右乳房へと宛う。
「ひっ……る、るみちゃっっ…それっっ…」
「勿論、ルミ特製の搾乳機よお姉様。さっ…いっぱい搾ってあげるね♪」
「やっ、やぁぁあっ…ひぅッ…!!!」
 ゾクリと、ルミは小悪魔のような目をして、ぐっ、と搾乳機のピストンをゆっくりと引く。
「はっ…ひぃっっ!!」
 エルフの姉が背を仰け反らせて震えると、どろりと搾乳機のシリンダ内に乳白色の液体が満ち始める。
「ふふっ……ふふふっ…」
 ルミは恍惚の笑みを浮かべてピストンを引き、シリンダいっぱいに液体が満ちたところで一旦ラバーのカップを外す。
「ひんっっ!」
「んっ…まだまだ出そうね、お姉様」
 あらかじめ用意しておいた容器に液体を出し、さらに今度は左の乳房にカップを吸い付ける。
「ぁっ、ぁあっ…る、ルミちゃ…やっ、やめっっひッっぃいッ」
「くすっ…気持ちいいクセに」
 ぐいとルミは力を込めて一気にピストンを引く。
「ひいぃっいいぃぃッッッ!!!!」
 ビュルッ、と勢いよくピンクの突起から吹き出すミルク。悲鳴を上げて仰け反るルカ。
「ぁっ、あァッ!ふぁっ…!やっ、変っ…変なのぉッ!こんなっ、こんなのっっ…!」
 ルカは首を振って長い髪を振り乱して声を上げる。
 今までの”お仕置き”とは明らかに違う行為。
 言いしれぬ背徳感すら覚えて、ルカは困惑した。
「くすっ…」
 ふいに、ルミは手を止め、搾乳機をルカの乳房から離してベッドの上に置いた。
「お姉様、搾られるの…嫌?」
 そっと、指先で優しくルカの頬を撫でながらルミは呟く。
「ぇ……う、ん…」
 わざとらしいくらいに優しいルミの仕草、口調にルカは些か警戒しながら、コクリと頷いた。
 ルミが、同意をするように頷く。
「そう、じゃあやめてあげるね。わたしもお姉様が嫌いなことはしたくないから」
 ベッドに腰掛け、抱きしめるようにしてルカを抱き起こす。
 耳元でそっと囁き、にゅむり、と普段より2割り増しのルカの乳房を揉む。
「あっ…ン…ぅ…ふっ…」
「このままじゃ、お姉様も苦しいかな…って思ったんだけど」
 にゅりにゅりと液体に濡れた桃色の乳首を指先で弄る。
「あっぁあっ…くふっっ…る、るみちゃっっ……やっ…」
「でも、お姉様が嫌なら…仕方ないわね」
 身もだえするルカのその双乳を両手で下からぐいと持ち上げる。
「ふっっ……ぅ…」
 くぐもった声を漏らすルカ。ルミはそのまま下から持ち上げるような手つきで、ユサユサと上下に揺する。
「ふっっ…ぅ…ふぅっぅん……はっ…ぁっ……」
 苦しげに、ルカは呻く、ルミはこれでおしまい、と言わんばかりに乳房を高く上げ、手を離した。
「はッ…ンっっ!!」
 ぷるんっ、とその質量が揺れて、ルカは鳴く。
「じゃあ、お姉様。”お仕置き”はこれでおしまいね。わたしは出かけるから―――」
「やっ…ルミちゃっっ…待ってッ」
 立ち上がろうとするルミの手を、ルカが掴む。
「なぁに?お姉様…」
「おっぱい…苦しいのっ……だからっ…」
「だから…何?」
 クスクスと事の成り行きを楽しむようにルミは嗤う。
「ぁ…ぅっっ……し、搾って…欲しいの………」
「あらあら…お姉様、搾られるのは嫌なんでしょ?」
「い、嫌…だけど、でもっ…苦しいのっ……だから、ルミちゃっ…」
「”嫌だけど”…か、お姉様はウソつきね」
 ルミは氷のような口調で言い捨て、白状しろと言わんばかりにばかりにむぎゅう、とその膨らみの片方を鷲掴みにする。
 圧力でビュクリとミルクが溢れてルミの手を汚す。
「あふッ!…ぅんっっ…」
「くすっ…お姉様、気づいてる?おっぱい搾られてるとき…すごい色っぽい声で喘いでるの…」
 ぼそりと耳元で囁かれたその言葉にルカはかあぁと顔を真っ赤にする。
 その反応の初さにルミは目を細めて嗤う。
「本当は気持ちいいんでしょ?お姉様…?」
「うっ…ぁう………」
 ルカは顔を赤く染めたまま、潤んだ瞳でルミを見る。
「…本当のこと言わないと、ずっとそのままよ?」
「っっ……気持ちいい…のっ…ミルク搾られると…イッちゃいそうになるの、、、」
 耳まで真っ赤にさせて、ルカはぽつりぽつりと呟く。
「ふふっ…やっと素直になれたわね、お姉様」
 ルミは笑顔で、優しくルカの髪を撫で、頬を撫でる。
「ぁっ…ぅ…ルミちゃっっ…早くっっ……」
 我慢できない、とばかりにルカは身を捩らせ、懇願する。
「…お姉様って、食べ物と快感にはホンット貪欲なのね…。」
 呆れたような口調でルミは呟いた。
 そして再び、小悪魔の笑みを浮かべると透明の筒内に乳白色の液体を半分ほど蓄えた凶器を手に取る。
「さっ、お姉様…?」
 ルミが促すと、ルカは仰け反るようにしてルミの方に胸を差し出す。
「ぁっ…ぅ…ルミ…ちゃ………」
 すっかり搾乳の快感の虜になったルカは濡れた瞳でジッとその凶器を見つめる、
「…くす、」
 蔑むような、そんな類の笑みを浮かべて、ルミはその先端をルカの膨らみに吸い付ける。
「ぁっ……」
 微かに悶えるルカ。ルミは一気にピストンを引く。
「ぁあっあぁぁああぁあァンッ!!!ひっ…ぁっ…ぁあッ!!」
 ドリュッ、とそんな勢いでシリンダ内に液体が満ちる。
「…凄っ…、ミルクも…焦らされたほうがよく出るのかな…?」
 ルミは容器にミルクを移すと今度は逆の方の乳房に吸い付ける。
「ふぁっ…ぁッ…凄っ…ぃの、っ…イッちゃ、うッ…」
 びくっ、びくと腰を、太股を震わせてエルフの姉がよがる。
「…ホント、気持ちよさそうね…お姉様。…わたしが薬飲んだときはそんな風じゃなかったのにな…」
 貧乳ってやっぱりいろんな意味で損している…、とルミは思った。
 そして、妬みの意味も込めて、今までよりも強く、早くピストンを引く。
「あッっひぃいッっっあんんんッ!!!!」
 一際大きく、陸に上がった人魚の様にルカが跳ねた。ギシリとベッドが軋む。
 その白い太股とシーツを秘部から溢れた蜜に濡らして、ルカは微かに痙攣を続ける。
「あっ、ぁあっ、っ、ぁっ、ぁ………」
 ピクピクと体を震わせて、絶頂の快感に身もだえするルカ。
「…ふふっ、おっぱい搾られてイッちゃうなんて…、お姉様は変態ね」
 見上げると、ゾクッとするような残酷な笑みを浮かべたルミが、再び搾乳機を逆の乳房に吸い付ける。
「ぇ……ぁ、る、みちゃ…ちょっっ…待っっ…」
「休憩なんてナシよ、お姉様?……ふふっ、お姉様のいやらしいミルク、一滴残らず搾り取ってあげるわね」
 何の遠慮もない手つきで、ルミはピストンをグイと引く。。
「ぁっぁあっ!あァッ…!ひぁッ!ああぁっぁっッ!やっ…る、るみちゃ………ぁあっぁ、あひッいぃいいいいッ!!!!!!」
 みるみるウチにシリンダ内に満ちる乳白色の濃い液体に、ルミはぺろりと舌なめずりをした

「あっ…はッ……すごい、お姉様…これなら今すぐ牧場で働けるわよ?」
 ルミは嬉々として足下の、乳白色の液体がたっぷり入った容器を見下ろす。
「はっ…ひぃ……はひっ…ぃッ……」
 ルカはグッタリとベッドの上に転がり、とろけた瞳で天井を見ていた。
「ん、さすがにもうでないかな…?」
 ぐにゅっ、とルミの手がその白い塊を揉む。
「あっっ、うぅッ…」
 桃色の声を上げるルカ。だが、その突起からは何も漏れる事はない。
「ふふっ……お姉様、これだけミルクがあれば一週間はもつわね?」
 ぼそぼそと、蕩けるルカの耳に囁く。
「今度のお仕置きはけっこう堪えた?…ふふふっ…またミルクが無くなったら、お姉様…お願いね?」

to be continued.......

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