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-What's up?-
稲刈り風景
(作業日:2006.10.15)
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稲刈り風景をレポートします。
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< 図1:四隅刈り >
なぜこの作業をするのかというと、コンバインの構造に起因しています。 |
< コンバインの先端 >
【 一周目の角を旋回する手順 】
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< 図2−@ >
一旦少しバックして、
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< 図2−A >
更にバックして
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< 図2−B >
図2−Cの様に旋回して、次の角まで刈って行き、また同じ様にして旋回します。
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< 図2−C >
「四隅刈り」を広めに(コンバインが旋回できるくらい)しておけば、斜めに切り込むABは必要無いわけですが、あぁ人間とはなんと横着者なのでしょう、なるべく手で刈る作業は少なめにしてしまうのであります。(結局その方が効率的な為です)
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【 稲刈り風景 】
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< A氏 真剣に聞いてます。 >
刈り取った稲は、コンバイン内部で「
籾(もみ:稲穂から取っただけの殻がついた状態の米)」と「わら」に分けられ、「もみ」はタンク(コンバイン上部の白い箱)を通って、コンバイン右側面にセットした袋に落ちて溜まっていきます。
(下写真)
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< 青い袋にモミが溜まります >
「わら」は後部の方に送られ、一定量溜まると排出口から排出されます。
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< 今回はワラを結束せずに排出しています >
コンバインの稲取り込み口の先にはセンサー機構があり、運転席にいなくても自動で刈ることができます。(下写真)
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< 自動運転 >
< センサー機構。爪の横に棒が出ていて、これに稲がぶつかると方向が左右に微調整される仕組み。 >
一杯になった袋はトラックに載せ換えて、農協のライスセンターに運びます。
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< モミが溜まった袋を降ろします。一袋約30kg。 えっさほいさっ、、 >
< 袋をトラックに積みます。 うんとこどっこいしょっ、、>
トラックに積んだら一応落ちないようにロープを掛けます。
(積む数が少ない時は掛けません) |
< 毎回教わるロープの縛り方。。>
さぁ、トラックに袋を積んだので、農協に運びましょう。
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【 ライスセンター 】
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< ライスセンターの正面。 田植え期には撮影地点は苗箱が敷き詰められる(※田植えレポート参照) >
センターの建屋の中(上写真のA)がもみを降ろすところで、このセンターには2ヶ所あります。
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もみを降ろすところは下写真の様に鉄格子になっていて、もみをこの中におんまけます(注:群馬弁で"豪快にぶちまける"こと)。
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< この中にもみを入れます。 知らないオジサンのおしりアップ写真になってしまいました。。。 >
次の順番待ちの人は前の人が降ろす手伝いをして、少しでも早く作業が進むようにします。 |
格子の中の深さは1メートル余りくらいで(意外と深くないです)、底に行くにしたがって幅が狭くなるV字型をしており、底には隙間が空いていて、その下にもみが少しづつ落ちていきます。
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最近は荷台がアップして降ろせる ダンプ型のトラックの利用も増えてきました。
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< 小さめのダンプ型トラック。 撮影のタイミングが遅かった、、>
< 中型。 ザパ〜っ >
< うおーっ、ケタが違うゼー!! >
この他、普通の軽トラックの荷台に もみ運搬用のコンテナを積んでいる家もあります。 |
自分のもみが落ち切ってから5分もすれば
計量と検査が終わり、農協のカードと一緒に伝票が渡されます。
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一回の運搬でもみ全部を運びきれる訳ではないので、何回か田んぼとセンターを往復する必要があります。
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最後の伝票をもらうとようやく、あぁ〜終わった終わった、という気分になれます。 |