剣山火球


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2019年1月3日04時49分32秒、瀬戸内海から徳島県の山間部上空に向けて東南東に飛行する火球が出現した。
この火球は、SonotaCo Networkの観測者、大阪府の上田昌良氏、神奈川県の藤井大地氏の他、静岡県の岡野幸次氏、岡山理科大、
徳島海南天文台、高知県立高知小津高等学校の自動カメラによって撮影された。
継続時間7.5秒に及ぶ雄大な火球で、光跡は経路末端近くで爆発的に明るくなっていた。
上田昌良氏により軌道が計算され、突入速度は19.7km/s程度、消滅点高度が29kmなどがわかった。
これを、司馬康が隕石落下予報計算を行った。その結果、ごく小さな隕石が落下したと推定する。
落下位置予報は徳島県中央部の四国山地東部の山間部である。
落下中の爆発的分裂があったと思われ、地上に達した質量は、10g程度以下を推定している。


落下予想域
楕円内が隕石が落下した可能性が高い地域


リンク
  SonotaCo Network による観測のまとめ