但東火球


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2022年10月30日01時06分11秒(JST)、兵庫県の北側、日本海上空から南東方向に飛行する明るい火球が出現した。
この火球は、mars氏(岡山県)、前田氏(宮崎県)、丸岡氏(徳島県)、米口一彦氏(石川県)により撮影された。
光跡は、特徴的な強い増光を示し、ごく小さな分裂が経路上に残った。
前田氏はスペクトル映像も撮影され、平均的な成分を持つ隕石物質とわかった。
大気突入速度は22.8km/sと速く、地上高度は23.6kmという低空に達した。
この火球に伴い、170g前後のごく隕石が落下したと見込まれる。
落下予報域は兵庫県豊岡市但東町平付近の山中と見込まれる。
経路方向と上空の風の関係から、落下推定地域は比較的狭かったが、捜索には困難な地域でもある。


落下予想域
赤の小円が多数のモデル計算に対して隕石が落下した地点である。多数落下したわけでは無い。


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  SonotaCo Network による観測のまとめ