関−郡上火球


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2023年3月22/23日19時10分05秒頃から、越前海岸北西方海上上空88kmから南東の岐阜県北西部上空28kmに向けて8.5秒程かけて低速の火球が飛行した。
岡山県から関東までの各地の自動TVカメラ9台が自動撮影した。
経路途中から増光し、周期的に数回明るくなりながら飛行する特徴的な光跡だった。
映像からは明確な分裂は認められなかったが、周期的増光部分で、痕のような光が残るのが特徴的だった。
大気突入速度は15.3km/s程度で、隕石的火球としては標準的だった。
岐阜県関市と郡上市の境界付近の山中に60〜250グラム程度の小隕石が落下したと推定する。


落下予想域
赤の楕円内が隕石が落下した可能性が高いと予想する地域
(国土地理院の地図に加筆)



参考
SonotaCo Network による同火球の記事