牧丘火球


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2008年3月2日04時05分(JST)、長野県南部上空より山梨県上空に−8等級の火球が出現した。
この火球は、SonotaCo Network のメンバー(SonotaCo氏、齊藤直也氏、masuzawa氏、ts007氏)によって4地点から自動TV観測された。
上田昌良氏の軌道計算により、一般的な地球軌道に接近する小惑星に類した軌道が求められた。
落下途中の増光は、大気中でかなり破砕が進んだ可能性を示唆するが、消滅点高度は25.8kmで小規模な隕石落下が期待できる。
隕石落下予報は、司馬、SonotaCo氏によって計算され、10g±1桁程度の範囲の結果を得ている。
予報落下質量が小さいことに加え、落下中の破砕の効果見積もりも難しく、発見は困難かもしれない。
なお、落下予報地域の地名は、落下時点で「牧丘町」だったが、現在は合併により甲州市となっている。


落下予想域
赤の楕円内が隕石が落下した可能性が高い地域



参考資料 SonotaCo Network