伊豆大島火球(サンタクロース火球)


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2014年12月24/25日、01時59分08秒頃より、6秒弱の時間、駿河湾上空上空104km付近から
東南東の伊豆半島東の海上上空、高度約19kmに向けて明るい火球が出現した。
都心から近くクリスマスイブの空に出現した明るい火球だったため、深夜にかかわらず多くの目撃があった。
火花を散らしながら飛行した経路末端では数個に分裂したようで、衝撃波音と思われる音の報告も含まれる。
自動TV流星観測ネットワーク(SonotaCo Network)では3氏の撮影データを解析し、軌道が決定され隕石落下の予報が計算された。
その結果は、大気への突入速度が21km/s程度とやや速かったため、特に明るく発光し、結果として突入質量の多くの割合が大気との衝突による摩耗で失われたと思われる。
最大で350g程度の隕石の落下が期待できるが、予報落下域は伊豆大島西方海上になる。
ただし、ごく小さな破片が落下しているなら偏西風に流されて伊豆大島の北西海岸沿いの大島空港西側にわずかな可能性が残る。


落下予想域
赤の楕円内が隕石が落下したと予想する地域


リンク

  SonotaCo Network による観測のまとめ