いわき火球


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2016年5月28/29日、00時04分33秒頃より、3秒強の継続時間で、高い仰角で東南に向けて明るい火球が出現し、
福島県南東部上空87km付近から発光し、いわき市上空30km付近で消滅した。
天候が悪かったためか、目撃者は少なかったようである。
自動TV流星観測ネットワーク(SonotaCo Network)では3氏の撮影データを解析し、軌道が決定され隕石落下の予報が計算された。
その結果は、大気への突入仰角が77°と大きく、突入質量が大気との衝突による摩耗でやや効率よく失われたと思われる。
最大で10g程度のごく小さな隕石が福島県いわき市内に落下したと期待する。


落下予想域
赤の楕円内が隕石が落下したと予想する地域


リンク

  SonotaCo Network による観測のまとめ