石鎚山火球


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2004年7月21/22日、01時06分05秒頃より、6秒余の時間、高知県安芸市上空付近から
西北西の本川町上空に向けて爆発を伴う明るい火球が出現した。
深夜であり、また雲の多い天気だったため、必ずしも多くの目撃は無かった。
しかし、高知県中部から東部では、火球出現の1-3分後に大きな衝撃音が聞かれた。
この衝撃音は、高知県中部から東部、徳島県南部に設置された多くの地震計にも
衝撃波形として記録された。
一方、LAT・美星スペースガードセンターの橋本就安氏の設置する人工天体落下監視カメラ
が設置された2カ所の観測点、徳島県海南町、香川県満濃町において、光跡を雲の隙間から捉えた。
この映像から計算された火球の日心軌道は、「山本速報」No.2435
アテン型小惑星に属するものとして記載されている。


落下予想域
赤の楕円内が隕石が落下したと予想する地域
(ゼンリン電子地図96に加筆修正)


図をクリック

リンク

  徳島海南天文台 : 橋本就安氏の運営するカメラの設置点のひとつ。


データ協力
この研究を行うに当たり、以下の各機関から関連データの提供を了承いただきました。感謝いたします。

防災科学技術研究所
高知大学
気象庁
京都大学防災研究所
東京大学地震研究所
潮岬測候所高層課
高知新聞


協同研究者
橋本就安(LAT・BSGC『美星スペースガードセンター』)
石原吉明(東北大学理学研究科附属 地震・噴火予知研究観測センター)
司馬康生(日本流星研究会・兵庫県立白鷺工業高校)
山本真行(高知工科大学 電子・光システム工学科)