2022年8月1日23時15分52秒(JST)、三重県北西部上空から東方向、愛知県上空に飛行する明るい火球が出現した。
この火球は、藤原康徳氏(大阪府&奈良県)、米口一彦氏(石川県)、Shimoda氏(長野県)、Wind氏(岡山県)により撮影された。
光跡は、特徴的な増光を含み爆発部に痕を残し、若干のごく小さな分裂が経路後半に認められた。
藤原康徳氏はスペクトル映像も撮影され、鉄の含有量が多く、それにナトリウムが加わったような隕石物質とわかった。
大気突入速度は16.4km/s程度で、地上高度は32.0kmと隕石落下を検討するぎりぎりの高度だった。
この火球に伴い、1〜2g程度のごく小さな隕石が落下したと見込まれる。
落下予報域は愛知県あま市と見込まれる。
比較的平坦な地域のため、発見される幸運を期待する。
落下予想域
赤の小円が多数のモデル計算に対して隕石が落下した地点である。多数落下したわけでは無い。
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