京の都にそのイヌありと,町衆の口に上る暴れん坊。姓は黒柴,名は捲簾。



酒と喧嘩が好物で,泣かせたオンナは数知れず。放蕩づくしの無頼者。
それでも京の町火消し,ひと度仕事の御呼びとあれば…


「一番隊の名をしょって消せねぇ炎などありはしねぇ」



今日も何処で火の見櫓の鐘の音が。おいらの出番を待っている。

「行くぜ!!」



「さぁ,さぁ!どいたどいたっ!!黒柴捲簾のお通りだっ!!!………あり?」

(ナレーション…そうなのです。度胸,愛嬌兼ね備えた,この暴れん坊。実は大変な鉄砲玉。行き先が解らず,おおわらわ)



「あっ!!鷹矢の兄貴!!」
「捲簾わんこや。火消しの仕事はひとりではでけへんだよ。」
「すまねぇっ!!」
「さあ,火事場はこっちや。みんなお前を待っとる。ついておいで」
「おぉ〜ん!!」

かくして火の手も無事おさまり,捲簾わんこの名声はまた高まったのでありました。めでたしめでたし。




ってな感じで…お台場で入手した「一番」の羽織でお写真を。
何をやってんだか…と,自分で自分に突っ込みを入れるこま☆ミでございます。
しかも…鷹矢先輩,ニセ大阪弁た゜し(笑)