写真

2002年4月30日設置

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2011/06/05(日) 常光山 源覚寺(こんにゃく閻魔)と朝市

通称こんにゃくえんま。
源覚寺(げんかくじ)は、東京都文京区小石川にあります。
今日は境内で朝市が開かれていました。

使用
カメラ
Nikon D700

使用
レンズ
AF-S NIKKOR
24-70mm F2.8G ED
■朝市の風景
朝市の風景

境内が人々で賑わう朝市の風景。
お寺で朝市が開かれているのは初めて見ました。

■こんにゃく閻魔
こんにゃく閻魔

源覚寺は寛永元年(1624年) に定誉随波上人によって創建されました。
江戸時代に四度の大火に遭い、天保15年(1848年)の大火で本堂などがほとんど焼失したといわれています。
現在の本堂は1979年に再建されたものです。

■汎太平洋の鐘
汎太平洋の鐘

写真は汎太平洋の鐘。

1690年 粉河丹後守の鋳造により奉納される
1937年 サイパン島南洋寺に転出
1944年 サイパン島玉砕により消息不明になる
1965年 米国テキサス州オデッサ市で発見される
1974年 サンフランシスコさくら祭りに展示され、その後こんにゃく閻魔に寄贈される。

汎太平洋の鐘と関連して、境内に南洋諸島海没者の鎮魂碑がありました。
太平洋戦争で南洋で沈んだ船の一覧とその戦没者数が記されていました。

亜米利加丸 494名
千代丸   97名
白山丸   277名
赤城丸   512名
日鉱丸   3名
秦南丸   1名
総洋丸   7名
龍田川丸  2名
ばたびや丸 18名
ぶらじる丸 1名
青森丸   4名
門司丸   5名
神島丸   54名
第三大栄丸 43名
美山丸   27名
ジョクジャ丸 7名
広順丸   15名
三池丸   7名
靖国丸   6名
総     1580名

■仏像
仏像

南洋の戦没者に関連した仏像。
石碑に細かい由来が書かれています。

■貝殻とサンゴ
貝殻とサンゴ

仏像の足元に奉納された貝殻とサンゴ。
南洋で採ってきたものと思われる。

とても静かな風景。

■毘沙門天堂
毘沙門天堂

毘沙門天と鈴。

源覚寺には閻魔堂に閻魔像が安置されています。
右眼が黄色く濁っていて、閻魔王が信心深い老婆に己の右目をあたえ、
その感謝のしるしとして老婆がこんにゃくをお供えし続けたとの事。
このことから眼病治癒の「こんにゃく閻魔」として庶民の信仰を集めました。

■塩地蔵尊
塩地蔵尊

境内の塩地蔵尊。

1624年以前よりこの地にあって、人々の信仰を集めたそうです。
地蔵尊の体に塩を盛るのですが、古来より塩は清めとして使われており
参詣者の身体健康を祈願するものだそうです。

■境内にて苔むした石像
境内にて苔むした石像

人がたくさんいる境内の隅っこに、苔むした石像がひっそりと置かれていました。

都営三田線・大江戸線春日駅から歩いて10分ほどの場所にあります。

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