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2009/07/04(土) | 千鳥ヶ淵緑道 | |||||||||||
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書物に書かれた文字ではなく、実際に存在する「物」を実感することで 東京という都市の基礎となっている土台を探ってみる。 すると、極めて高い確立で東京大空襲に辿り着く。 この都市は太平洋戦争当時の大空襲で灰燼に帰していて それ以前の物的遺産は、石造物以外はほとんど残っていない。 現存するお寺などは、大部分が戦後に再建されています。 東京という都市をいつも眺めている私は、それを意識する頻度が高いから 空襲で亡くなられた人々への思い 灰になった「過去の人々が築いた物」を惜しむ思い 国が焦土と化しても戦い続けようとした人々に対する複雑な思い 戦後の奇跡的な復興を支えた人々への思い あの大戦に関連した様々な事へ、思いを馳せることが多い。 それら心の中に積もり積もった思いを 毎年千鳥ヶ淵戦没者墓苑に献花をすることで 自分なりに昇華させています。 |
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■千鳥ヶ淵緑道からの風景 |
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今日はJR飯田橋駅から歩いて、千鳥ヶ淵緑道を経由して 千鳥ヶ淵戦没者墓苑にお参りに行きました。 8月になると参拝者が増えるので、私は毎年少し早めにお参りに行きます。 そのほうが静かに、落ち着いて、お参りができるから。 網町公園にある「東京都慰霊堂」や東京都福祉保健局の「東京都戦没者霊苑」にも 毎年お参りに行くのですが、千鳥ヶ淵はお金を払えば祭壇に献花できることもあり 終戦日近くになると千鳥ヶ淵に行くことにしています。 |
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■千鳥ヶ淵緑道 |
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今年も、とても丁寧に、献花をいたしました。 献花をした祭壇の前で、直立不動の姿勢のまま、しばらく立ち尽くしていました。 ようやく心に溜まった「思い」の昇華が終わって、その場を去ろうとしたとき 一面の曇り空から青空がのぞいて、日が差しました。 まるで自分の心の中のようで、とても印象的でした。 少し軽い足取りで、千鳥ヶ淵緑道を戻りながら。 シャッターを切りました。 |
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