夜光万華鏡を作ろう
 万華鏡は、子供の頃に誰でも一度は手にした事があると思います。スパンコールや色つきプラスチックが入っていて、筒を回すと幾何学模様が無限に変化していく様は、とってもきれい。
でも、本当に奇麗な万華鏡を見たことある人は少ないんじゃないかな? 子供が手にする程度のものは、せいぜい300円程度の値段で、中の具材も少なく、ほんとはあんまり見栄えがしません。しかし、万華鏡作家さんの作品は、きれいでもいきなりお値段が万を軽く超えます。
 そこで私は作りました! だって、自分好みの色合いのものが欲しかったんだもん。基本的に百均で調達できる材料で作れます。蓄光材を入れると、暗闇で光る幽玄な万華鏡が出来ますよ。



見本&作り方のコツ
用意するもの
ラップの芯(直径3センチ位・長さは15センチにカット)、厚手の下敷き、銀色のアルミテープ(おすすめはセメダイン社の「ラピー」銀色またはそれと同等品)、スタッキング式アクセサリーケース、透明プラばん、外装用の紙、具材(ビーズ・ガラス粒・カラーストーン・蓄光プラばん等)トレーシングペーパー

1 
下敷きを長方形にカットして、アルミテープを貼り鏡面を作ります。
下敷きのサイズは長辺が筒の長さと同じ150ミリ、短辺は筒の直径によって変わります。ちょっと数学入りますが、円に内接する正三角形の一辺の長さを、超略式の公式で計算〜。
円に内接する正三角形の一辺の長さ=筒の内径×0.86
内径30ミリの筒なら 30×0.86=25.8 下敷きの厚みがあるので小数点以下切捨てで、25ミリ。鏡面にする下敷き1枚のサイズは150ミリ×25ミリになります。
これを3枚用意し、片面にアルミテープを貼って鏡を作ります。テープの幅が細い場合、ラピーテープ位の品質なら真ん中ではぎ合わせても大丈夫です。

2 
鏡面を内側にして正三角柱を作ります。裏返して2枚並べた鏡をセロテープで仮止めした所。仮止めで三角柱を作ったら、隙間から光が入らないようにガムテープで包むように止めます。

3 
鏡の三角柱をラップの芯に入れます。歪みがないかチェック!

4 
万華鏡の本体と、具材の入ったジュエリーケース、外装用の紙を用意します。
具材はビーズ等で好みの色をブレンドします。それをジュエリーケースに入れ、ケースのふたの部分に白い半透明の紙をはめ込みます。(写真7参照)これは万華鏡を覗いた時に外の景色が映りこむのを防ぐためなので、トレーシングペーパーや製菓用のパラフィン紙・ホットクッキングシート等でOKです。

5 
覗き穴を作り、外装用の紙を貼ります。
外装用の紙は、ここを見ている方ならパソコンとプリンタを持っているでしょうから、A4ノーカットのラベル用紙に自分で好きな柄を印刷するのがお薦めです。
直径30ミリ長さ150ミリの筒に貼り込むには、タテ105ミリ×ヨコ160ミリに印刷。
計算のし方は、円周率を3.14として……
30ミリ(筒の直径)×3.14=94.2(円周の長さ)+のりしろ10ミリ→105ミリ
150ミリ(筒の長さ)+10ミリ(覗き穴を作る分)=160ミリ

次に透明プラばんを筒の円に合わせて切り、写真5のように外装用紙のはみ出し部分に切れ込みを入れ、固定するように貼れば、丸い覗き穴が出来ます。
覗き穴と逆の方に具材のジュエリーケースの底部分をはめ込めば、万華鏡の出来上がりです!(写真8参照)
ジュエリーケースとラップの芯が、なぜかサイズぴったりなのですよね。それでもメーカーによって差があるし、ケースが外れちゃう場合は筒の外側に透明のセロテープを何重かに巻いて調節して見て下さい。

さらにグレードアップするには……
蓄光材を具材にたくさん混ぜてみましょう。お薦めは蓄光プラばんですが、百均で売っている蓄光シール・蓄光テープでも可。写真6のようにパンチで抜いたり、ハサミで三角形に切ったり。パンチも使い方次第で半月や三日月形に抜けます。
これを夜、灯りのついた部屋に置いておき、真っ暗にしてから覗くと、それは幽玄な世界が見られますよ。
 この万華鏡作りは、正直言ってかなり試行錯誤しました。なにしろ雑誌掲載では「百均で調達できるもの」という縛りがありますからね。一番困ったのが鏡の品質。紙ベースのアルミテープでは、とても鏡面と言えるレベルにはなりません。ラピーでなくても同等品質のアルミテープを置いてある百均もあるのですが、メジャーどころの百均では見つけられなくて。なので、アルミテープだけはできれば文具店で200円ほど出して、ラピーか、確か他社でも同じような商品がありましたので、それで鏡面を作ることをおすすめします。
 蓄光材は、意外にPCショップで売っているインクジェットプリンタ用の「蓄光プラばん」が良かったです。
プラスチックベースなので、小さくカットして具材にしても滑りが良いですよ。ご参考までに。



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