第51回勝田全国マラソン

(2002.2.15)

(概要)

期日 2003年2月12日(火)
会場 ひたちなか市石川運動ひろば
スタート 午前11時00分(フルマラソンの部)
タイム 3時間22分57秒(公式結果)
順位 744位/3670人中(777位/4099人中)

(記録)

地点 タイム ペース ピッチ ストライド
5k 25:07 5:01 177 113
10k 22:51 4:34 177 124
15k 23:46 4:45 176 119
20k 23:25 4:41 176 121
25k 23:48 4:46 176 119
30k 24:05 4:49 176 118
35k 24:50 4:58 176 114
40k 25:21 5:04 177 112
42.195k 9:45 4:27 183 123
Total 3:22:58 4:49 177 118

(道中記

<朝食>
 ミステリーを読みながら早めに寝たので、目が覚めて朝かと思ったらまだ1時過ぎだった。そんなわけで、4時半にすっきり起床。いつも通り、缶コーヒーを温めて飲み、牛乳も飲む。朝食も、いつも通りランナーズで読んだ、バター入り卵かけご飯と豚汁。今回はスタートまでに時間があるので、青海苔の佃煮とひじきと大豆の煮物も加える。きちんと食べたので、バナナは食べれなかった。家を出る前に、アリナミンEXとレモンC1000を飲む。

<会場まで>
 6時15分に出て、バスで朝霞台へ行き、北朝霞から武蔵野線に乗る。今回は、ロングスリーブ・ロングタイツに雨用にマジックベンチレーションのないスカイセンサーIGSも持ってきたので、荷物が重い。入れ込んでいるのか、なぜか珍しく動悸がしてしまうが、うとうとしているうちに落ち着く。新松戸まで行き、柏からフレッシュひたち5号に乗る。斜め前のボックス席でマラソン談義に沸いている中高年グループの話を聞きながら、喉飴をなめながらうとうとする。勝田に着く直前、愛走会の加藤さんから電話があり、もう体育館に着いているとのこと。送迎バスに乗って会場に着き、受付を済ませて体育館に行くと足の踏み場ももないくらい混んでいる。携帯で呼び出していると声がかかり、加藤さんと合流し、レジャーシートを少し広げて場所を確保する。

<アップ>
 ロングスリーブ・ロングタイツにするかどうか迷ったが、濡れたら一緒なのでTシャツ・ランパンにし、シューズもおニューだが履きなれたスカイセンサージャパンにする。ナンバーカードとチップの準備を済ませ、スポーツドリンクを飲んでバナナを食べる。この前トイレが近くなって失敗したので、水は早めに摂ることにした。トイレに行って、しばらく休んで、10時過ぎアップに出る。加藤さんがロングタイツを着ることにして戻ったので、一人で10分ほど走る。雨は降っていないが、時々雪らしきものが舞っている。途中資生堂の選手と2度ほどすれ違う。資生堂の選手にしてはノーメイクで、小柄で真っ黒な選手だ。まるで里芋ちゃん。これが優勝した嶋原選手だった。体育館に戻って、しばらく休んで、レモンC1000をもう1本飲んで、20分ぐらい前にトイレへ寄ってスタート地点へ向かう。買っておいたナポリタンパンもカロリーメイトも食べなかった。

<スタート>
 スタート地点では図々しくも3時間以内のところに入る。回りから「お前3時間切るのかよ」といった声がかかる。同じような奴がいるようだ。後ろの女性が、ピンが外れていますよと声をかけてきて、どうしようとあせっていたら、下のピンを上に差し替えますね、と言われてやってもらう。振り向いてありがとうと言う。今回一番うれしかったこと。

 あれ、今の音がスタートかなという感じで走り出し、スタートラインを通過したのは55秒過ぎ、右折して広い通りに出てから徐々にペースを上げる。2〜3キロぐらいで、いつも競り合っている女の子(ナンバーで調べたら宇都宮のA・Tさん)が追いついてきて、すごいスピードで走り去っていき、今回は競り合うどろじゃない。5キロ地点のあたりで、南大泉のダイビングチームの女の子に後姿の似た女の子に抜かれるが、やはり付いては行けない。ひたすらマイペースだ。5キロは25分ほど。スタートロスを考えればまずまず。

<快調な中盤>
 5キロ過ぎて鋭く左折すると、10キロ地点、15キロ地点と、向かい風を受けて広い国道を一直線に走る。坂もあって、このコースで一番走りにくいところ。このところ練習でも心臓の辺りにきつさがあって、今回も左胸の上の辺りと左のわき腹に同じようなきつさを感じる。不安なので給水をと思うが、10キロ過ぎまでなかった。風除けを探すが、なかなかペースがあわなくて、ほとんど風を受けてマイペースで走る。15キロ過ぎ左折して常磐線の陸橋あたりでA・Tさんを見かけ、20キロ付近で追い越すが、シューズとナンバーが違っていて、ウェアは一緒だが別人だった。このあたりで胸やわき腹の違和感はなくなる。ハーフ過ぎの田舎道風のところで、愛走会の磯前さんを追い越す。陸連登録していて東京国際を目指しているので、前からスタートして飛び出していくが、途中で抜くことが多い。どうも走りに気迫というか、勢いというか、リズム感というか、そういうものがなくて、うつむいて淡々とジョギングしている感じ。こちらも何となくきつい感じになっていて、30キロまで行けば、あとは5キロずつ2回だ、と言い聞かせて、給水をこまめにとって走る。

<きつかった終盤>
 30キロ過ぎからはやはりきつくなっているのがわかる。普段ならストライドが落ちる分、ピッチを上げてしのぐのだが、心臓が不安なので上げていくことができない。それでも、なぜか資生堂の加納選手の走っている時の厳しい表情を思い浮かべて、「強い心で走るんだ」と念じてがんばる。この辺は何度も右折、左折するのでどこを走っているのかわからなくなる。35キロまで来て、これがきつかった国道と並行して走っている道だとわかり、あと5キロだとがんばる。右折して、これが最初の広い通りだと思い、遠くに見える損保ジャパンのビルを目指して走る。残り2キロになると少しずつペースが上がり、左折して残り1キロになると、俄然スパートしてしまう。会場に入るとゴール地点の時計に3:22:40という数字が見え、必死にダッシュ、それが50に変わると猛ダッシュし、55ぐらいの数字のところでゴールする。時計は58秒だった。やった、自己ベストだ。4分ほど更新。

<撤収>
 チップをはずしてTシャツをもらい、ドリンクを飲んで体育館へ向かう。もうゲストの渋井陽子は帰った後のようだ。体育館に入ると、まだ加藤さんが戻ってなくて、着替えて待つと戻ってきて、30キロぐらいで抜かれたそうだ。全然気がつかなかった。磯前さん電話するが、電源が切れていて連絡が取れない。あまりおいしくないラーメンを食べて(けんちんそば・うどんもおいしそうじゃなかったので)、送迎バスで勝田駅へ行く。加藤さんは、駅がきれいになったなと感心している。4時過ぎの指定券をとり、うとうとして上野まで行き、池袋で加藤さんと別れて、朝霞台からはタクシーで帰る。

<レース終わって>
 ああ、終わった、終わった。きちんと完走できたし、自己ベストも更新できた。風呂に入って、サロンパスを脚じゅうにスプレーして、ステーキでビールとフルーツワインを飲む。

 後日ランネットで調べると、加藤さんは3時間28分28秒、磯前さんは30分7秒だった。ちなみに、A・Tさんは11分3秒、陸連登録していれば東京国際の資格ゲットだった。もう影も踏めない存在になってしまった。

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