ダメージの確認

君は早くコース復帰をするため、エンジンの再始動を試みた。

無理もない。その時の君は、焦りとはずかしさに包まれていた。
まるで全ての観客に見られていると思ったからだ。
プラグがかぶってしまったようだ。3〜4回試みてやっと再始動できた。
しかし、カメ状態で1センチも進めない。

スタンドの観衆の目は、君に集中!!
6割は、「ウオォー!!今の見たー?、すげぇー!!やっちゃっているよー!!」
3割は、「アァー!!大丈夫かしら?あの人!!」
残りは、「・・・ありゃあ、大変だな!!・・・」

君はエンジンを止め、初めて愛車の状態を確認する。 「良かった!!衝撃のわりにダメージは少ないようーだ」
君は、スタコラサッサと避難して走行終了まで見学者となる。
パドックに戻り、再びダメージを確認すると、フロントバンパーを止める箇所が半分以上破損している。
おそらく、引っかかって割れてしまったんだろう。
タイヤをみると、「ゲゲッ」タイヤとホイールの間にジャリが詰まっているではないか!!
そうでなのである。なまじ距離が短かかったのは、サイドウォールで衝撃を吸収したからである。
その余波として、タイヤがめくれてジャリを噛んでしまったのだ。
「でもこれくらいで済んで助かった!!」
君はサーキット走行を諦めて、バンパーをガムテープで止めて補修をする。
「さあ、帰るか!!無事帰れるだけでも良かった!!」
「おや?、ステアリングにすごい振動白煙が・・・」
そうなのである。君のセブンはコースアウトした時に、アライメントがメチャクチャに狂ってしまったのだ。
そして、金網仕様の隙間をついて、ジャリがタービンのインペラーを破壊してしまったのだ。
改めてチェックすると、目視で判るほど左右のキャンバー違うのでである!!

もっと自分の仕様に合わせたチェックをしておけば、タービンブローは回避出来たかもしれなかった。
あぁ、コーナーリング命のセブンには致命的だぁ・・・


シミュレーション結果
愛車損傷度★★★★★90%
状況把握度★☆☆☆☆10%
危機回避度★☆☆☆☆10%
仕様把握度★☆☆☆☆20%

危機回避シミュレーション


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